血糖値が160~180mg/dlを超えてくると尿にブドウ糖が排泄されるようになります。
ブドウ糖は浸透圧を生ずるので尿に排泄される水分も増加して尿量が増えます。そうなると体内は脱水傾向となるためのどが渇くようになり飲水量が増えるので、いっそう尿量が増えるという悪循環に陥ります。
糖尿病が原因となってこういった症状が引き起こされている場合、すでに糖尿病がかなり進行している可能性があります。早急に医療機関を受診し、検査を受けましょう。
腎臓の機能が低下しはじめると腎臓で水分の再吸収が低下するため、尿量が増えて夜中に何度もトイレに行く(夜間頻尿)になることが多いです。
下垂体腫瘍などが原因で抗利尿ホルモン(ADH)の分泌が低下する結果、腎臓での水分の再吸収が低下して尿量が増加する病気です。
これらの電解質異常では腎臓での水分の再吸収能力が低下するため尿量が増えて、夜間頻尿になります。