甲状腺疾患

このような症状がある方は甲状腺に異常がある可能性があります

☑最近すぐに疲れてしまう、気力がわかないことがある
☑手足が震えたり、動悸がする
☑口の中が渇く
☑息切れがする
☑汗が異常に出たり、発汗量が少ない
☑むくみがある

甲状腺とは

どこにある?

甲状腺は首の喉仏のすぐ下にあり、重さが16〜20g、大きさが縦4.5cm、横4cm程の臓器です。蝶の形に似ています。

働き

甲状腺ホルモンを作り分泌します。
甲状腺ホルモンは代謝を活発にし、交換神経を刺激します。また小児期に体を成長発達させる役割もあります。

甲状腺にはどんな病気がある?

  • 甲状腺ホルモンのバランスが崩れる病気
  • 甲状腺内に腫瘍ができる病気

があります。

甲状腺疾患は自覚症状がなく、いつの間にか進行することがある疾患です。

上記のような症状に当てはまる場合には甲状腺疾患の可能性があります。

甲状腺専門医にぜひご相談ください。

甲状腺機能亢進症

甲状腺ホルモンの分泌が過剰になった状態です。
バセドウ病という疾患によるものが多く、動悸、不整脈、体重減少、発汗過多、手の震え、イライラする、落ち着きがなくなる、目が出る(眼球突出)の症状がみられることもあります。
バセドウ病は自分の免疫が甲状腺を誤って攻撃し、ホルモンを過剰に分泌させることで発症する自己免疫疾患です。
ホルモンが過剰に生成されることによって代謝が活発となることで上記のような症状が出ることがあります。
バセドウ病の疑いがある場合には血液検査を行い、血液中の甲状腺ホルモンの分泌量を計測します。分泌量が多い場合にはバセドウ病と診断され、ホルモン分泌を抑えるためのホルモン抑制薬、放射性ヨウ素療法など治療を行います。

甲状腺機能低下症

甲状腺ホルモンの分泌が低下した状態です。
橋本病という疾患によるものが多く、疲れやすい、皮膚の乾燥、脈が遅くなる、脱毛、下肢のむくみ、便秘などの症状が出ます。
橋本病も体内の免疫が自分の甲状腺を誤って攻撃することによって引き起こされますが、これによってホルモンの分泌量が少なくなるため、ホルモン補充療法を行います。
当院では採血検査で甲状腺ホルモン値を調べ、スクリーニングを行っていますので、気になる症状がある場合にはお気軽にお問い合わせください。

甲状腺結節

健診で首の腫れを指摘されたり、ご自身で首にしこりのようなものができたと気づき受診されることが多い疾患です。
甲状腺内の結節、腫瘍には経過観察可能な良性のものから、手術の必要となるものまであります。当院ではエコー検査により経過観察可能な範囲のものか判断し、必要であれば連携施設に紹介しま

まとめ

当院甲状腺専門医が在籍しており、甲状腺疾患に関して専門知識をもとに治療を行っております。
少しでも気になる症状があったり、健康診断等で甲状腺異常を指摘された場合にはお気軽に当院へお問い合わせください。

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