日本人の死因のトップは癌!

特定健診=メタボ健診が始まって以来、動脈硬化によって引き起こされる心筋梗塞や脳卒中が注目されていますが、実は日本人の死因で最も多いのは癌なのです!癌で亡くなる人は年々増加を続けており、1981年以来、日本人の死因のトップはずっと癌です。ですから日本人にとって癌検診はメタボ健診以上に重要なものと言えます。もちろん癌検診で全身のすべての癌が発見できるわけではありませんが、比較的頻度の高い癌を小さな負担で効率よく見つけることは可能です。
当院では次の5項目をお勧めしています。
1大腸癌検診(2回の検便のみの簡単な検査です)は毎年1回必ず受けてください。
費用は、名古屋市に住民票のある方は500円です。
この検査で異常が認められた場合は大腸内視鏡検査(大腸カメラ)をお勧めします。2ABC検診を受けてください。
簡単な血液検査と検便で、ピロリ菌の感染と萎縮性胃炎の有無を調べます。1回のみで結構です。この検査で異常が認められた場合は胃癌になる可能性が高いので、ピロリ菌の除菌治療と胃内視鏡検査(胃カメラ)をお勧めします。
3腹部エコー検査を年に1回受けてください。
優秀なエコーの技師さん(西原 哲先生)が当院に定期的に検査に来てくれています。詳細は次項をご覧ください。
この検査で異常が認められた場合、あるいは十分に観察できない場合は、第二日赤、名大病院、名市大病院などの基幹病院にご紹介します。4肺癌のチェックのため年に1回は胸部レントゲン写真の撮影をしましょう。
これで異常が見られた方、ヘビースモーカーの方は胸部CTをお勧めします。
5婦人科検診:女性の方は年1回受診することをお勧めします。
超音波担当 西原先生のプロフィール
