【現在の予約状況】 ※2023年3月3日に更新しました!!
現在、グルタチオン製剤の確保が困難になっており一部予約を制限させて頂いております。ご迷惑をおかけしますがご理解いただきますようお願い申し上げます。
■過去にグルタチオン点滴を実施されていた方は月に2回までのご予約が可能です。2023年3月はグルタチオンの追加が1アンプル(グルタチオン200mg)できます。ご希望の方は受付までお申し出ください。
2023年2月1日より、WEB予約を再開しています。ご利用はこちらから→http://ssc7.doctorqube.com/kobayakawa-clinic/
■現在、グルタチオン点滴の新規予約は受け付けておりません。新規受付の再開はLINE、当院ホームページにてご案内いたします。
グルタチオンとは

グルタチオンはグルタミン酸、システイン、グリシンという3種類のアミノ酸が結合した構造を持つ物質です。体内で合成され、肝臓、脳、肺、心臓、血液などあらゆる臓器の細胞の中に存在します。
グルタチオンは過酸化水素や過酸化脂質を消去する作用(抗酸化作用)を持ち、「細胞のさび止め」として働きます。体中の細胞の老化を防ぐ作用があり、皮膚のシミ予防や毛髪の状態を改善するなどの美容効果もあります。
日本では40年以上も前から自家中毒、つわり、妊娠中毒症、慢性肝炎、蕁麻疹などの治療薬として使われており、副作用の少ない安全な医薬品であることが確認されています。
欧米ではパーキンソン病の治療やエイジングケアの分野でグルタチオンが注目され、広く使われています。
当院では以下のような症状、疾病に対して
グルタチオン点滴をお勧めしています。
- パーキンソン症候群
- 認知症の予防・治療
- 抗がん剤による末梢神経障害の予防・治療
- 原因不明の全身倦怠感、慢性疲労症候群
- 多発性硬化症、進行性核上性麻痺、などの神経難病
- 風邪の初期症状
- 蕁麻疹、急性・慢性湿疹
- 慢性肝疾患
- 美容・エイジングケア
- 疲労回復
グルタチオン点滴によるパーキンソン病の治療について
パーキンソン病は手足の震えや運動能力の低下をもたらす進行性の病気で、根本的な治療法や進行を遅らせるための有効な治療法が今でも確立していないことから「難病指定」を受けています。
しかし近年、パーキンソン病の患者さんの脳内で抗酸化物質である「グルタチオン」が減少している点に着目し、大量のグルタチオンを点滴する治療法が注目されてきました。不足しているグルタチオンを補給することで脳内の過酸化物や活性酸素を無害化し、ドーパミンの産生を増加させ、ドーパミン・セロトニン受容体を活性化、神経細胞の脱落や変性を抑えることによって運動機能の改善が期待されます。
6割~7割の方に改善効果が期待できると言われていますが、著明に効果が現れる方からほとんど無効の方まで様々です。現在アメリカでは、パーキンソン病に対してのグルタチオン点滴療法の臨床試験が行われています。
日本国内においては保険が適用されず自由診療となります。当院でもパーキンソン病の方にグルタチオン点滴療法を行い、良好な治療成績が得られています。
費用
美容・エイジングケア、疲労回復、認知症予防などの場合は自費で1回3,080円/800mg(自費医療,税込み)です。
パーキンソン症候群、認知症、神経難病の治療などの場合は使用するグルタチオンの量に応じて1回2,000円~6,000円程度(自費医療、税込み)となります。
慢性肝疾患、蕁麻疹では保険が適用されることがありますので、お気軽にご相談ください。
グルタチオン点滴は完全予約制のため、お電話での事前予約が必要です。