名古屋認知症・物忘れ相談室
監修医院:小早川医院

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入浴、着替えをしない

入浴や着替えをしなくなるのは、認知症の兆しかも知れません

認知症の人は、着替えの意味がわからず、服を脱がされることで不安を感じるため、着替えを拒否する事があります。それゆえ、「服を替えてさっぱりしましょうね」、「着ているものを洗濯してきれいにしましょうね」などの言葉をかけて目的を明確に伝え、了承を得てから着替えさせる必要があります。

また、認知症の人が入浴拒否をする原因としては、次のようなことが考えられます。

  1. 「お風呂」とか「入浴」という言葉の意味が理解できない。
  2. お風呂にどうやって入るかという手順がわからないために動けない。(実行機能障害)
  3. 入浴するために、衣服を脱いで身体を見られる事が恥ずかしく、自尊心を傷つけられる。
  4. 本能的に無防備になることに恐怖心がある。

違和感に気付いたら、早めに検査を受けましょう

入浴や着替えの介助を拒否されても、介護者は本人が嫌がる理由を理解する思いやりをもつことが大切です。「入浴は気持ちいいもの」と喜んでもらいたいという気持ちをもって対処し、あくまでも本人の自立を手伝うのだというスタンスが必要です。家族が入浴や着替えの拒否傾向に気づいた場合には、認知症の可能性がありますので、まずはもの忘れ外来等に相談し、検査、診断を受けて下さい。

入浴しなくなったり、着替えをしなくなったりするのは認知症でよくある症状のひとつです。認知症は早い段階で気付き、治療を開始することで進行を遅らせる、改善させることが期待できます。少しでも気になることがあれば、認知症外来を行っている小早川医院にご相談ください。

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