同じ内容の話や質問を何度も繰り返すのは、認知症の特徴的な初期症状です。主に以下の3つの原因によって引き起こされる症状です。
介護している家族の方は、何度も同じことを聞かれるとついイライラして、「さっき、言ったでしょ?」「何度も同じことを聞かないで」など怒ってしまいがちです。すると本人は「ちゃんと聞いてもらえていない」と感じ、余計に何度も同じ言葉を繰り返します。自分が納得できるような対応をしてもらえないことで、不安を感じてしまうのです。もの忘れがあり、見当識障害や記銘力の低下が考えられる場合は、その質問が何度目であっても、はじめに尋ねられたときと同じように答えましょう。もし不安そうにしてたり、納得していない様子だった場合は、何が不安なのかを考える必要があります。
同じことを何度も繰り返したり、聞いてきたりするのは認知症でよくある症状のひとつです。
早い段階で気付き、治療を開始することで認知症の症状は進行を遅らせる、改善させることが期待できます。少しでも気になることがあれば、認知症外来を行っている小早川医院にご相談ください。