散歩に行って帰ってこれなくなるのは、認知症の兆しかも知れません
散歩に行って帰ってこれなくなるのは、認知症の周辺症状の一つである「徘徊」の可能性が高いです。最近、認知症による徘徊で自宅に戻れなくなって、警察に保護されるケースが増えています。また、保護されても自分の住所・氏名が言えず、行方不明者のまま施設や医療機関で長期間過ごさなければならない人も多くなっています。徘徊、特に夜中の徘徊は介護者の心身にも大きな負担となります。そのうえ、徘徊には脱水状態や熱中症、低体温症、転倒による怪我、交通事故など様々な危険が伴います。
違和感に気付いたら、早めに検査を受けましょう
徘徊が心配なら、 まずは介護している家族が日常生活の中で徘徊に気付けるような仕組みを作ることが重要です。GPS端末を装着するのも有効です。早期に発見して、徘徊の内容を把握することにより、家族が協力して徘徊を予防することができます。それが、認知症の早期発見、早期の対応にもつながります。
散歩に行って帰ってこれなくなる、というのは認知症でよくある症状のひとつです。
認知症は早い段階で気付き、治療を開始することで進行を遅らせる、改善させることが期待できます。少しでも気になることがあれば、認知症外来を行っている小早川医院にご相談ください。