プラセンタとは母親のおなかの中で赤ちゃんを守り、育てる役割を持った「胎盤」のことです。プラセンタ療法とは、ヒトや動物の胎盤から抽出したエキスを用いた治療法を意味します。
プラセンタは胎児とへその緒でつながり、その中を血管が走っており、母体の中にあって、まだ人間の体として独り立ちしていない胎児と母親とを結んでいます。そして、妊娠の期間中、胎児に必要な酸素や栄養素の供給を仲立ちし、まだ発育途中の胎児の内臓に代わって消化や排泄をします。また、ホルモン分泌を行ったり、病気にかかりにくくするための免疫を与えるなど、胎児がおなかの中で健やかに成長するために、実にさまざまな働きを担っており、まさに生命の源ともいえる臓器です。プラセンタは体内においてある種の調整作用を持ち、各部位を本来あるべき状態に戻す力を発揮します。その作用から、自然治癒力を高める自然薬として注目を集めています。