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2012.05.24更新

認知症や耳鳴りに・・・イチョウ葉エキス

イチョウ葉エキスは1960年代にドイツで開発されたサプリメントで、現在、ドイツ、フランス、イタリア、スイス、オーストリアなどで認知症、耳鳴、めまいなどに適応のある医薬品として使用されています。日本では医薬品としては認可されていませんが、サプリメントとして流通しています。

イチョウ葉エキスに含まれるフラボノイド類は血管を拡張して血流を改善し、活性酸素を取り除く作用を持っています。また、ギンコライドという物質は、血小板が凝集して血栓ができるのを防ぐ作用があるため、脳梗塞や動脈硬化の予防に効果が期待されています。

当院でも、イチョウ葉エキスを耳鳴や認知症の患者さんにお勧めしています。動脈硬化が進んでいる方、あるいは脳の循環不全のある方には有効な場合が多いようです。

興味のある方は、遠慮なくご相談ください。

2012.05.21更新

糖質制限(低炭水化物)食にお勧めの食品・・・その1(大豆製品)

糖質制限の原則は、血糖値を上げる糖質(炭水化物)をできるだけ控えて、食後高血糖を防ぐというものです。簡単にいえば、主食を抜いておかずを多く食べるということです。しかし、主食を抜くとお腹がすくので、主食のかわりに糖質(炭水化物)をあまり含まず、脂質やタンパク質を多く含む食品をとり、満足感を得るようにしましょう。以前にご紹介したアボカドもそういう食品の一つで、お勧めです。

これから、糖質制限に適した食品をこのブログで紹介して行きますので、参考にしてください。

第一回目の今日は、豆腐、厚揚げなどの大豆製品のお話です。

大豆製品は、糖質が少ないだけでなく、レシチンという成分が豊富に含まれ、血液中のコレステロールを低下させる働きがあります。また、女性ホルモンと似た作用をするイソフラボンも多く含まれ、活性酸素を消去する作用が認められています。このようなことから、大豆製品には動脈硬化を予防する作用が期待されているのです。

大豆以外の豆、あずき、いんげん、エンドウマメなどは意外に糖質が多いので注意が必要です。!

栄養士  阿部 明子

2012.05.20更新

私も糖質制限を始めました!・・・第2弾

頑張ってローカーボ(糖質制限)を始めてはや2カ月余り

最初の1か月は目に見えて・・1kg  2kg と減ったのに・・

GWに入り家族との楽しい時間で、簡単に2kg増・・・
低い山ですけど登山にも初挑戦
山頂でのおにぎりがぁ(笑)

気を取り直し、トマトスープに湯葉・お豆腐や鶏肉など
あと厚揚げをフライパンで焼いて醤油をお好みで!
外はパリっとして美味しいのです。

ローカーボは食べてよい物もたくさんあるので
工夫して無理せず楽しく頑張ります。

では、また来月報告します。

スタッフB

2012.05.19更新

黄砂によるアレルギー

春の嵐のような強風もおさまり、ようやくすごしやすい気候になってきました。
4月末ごろから、のどの痛みやせき、鼻水などの症状を訴えて来院される患者さんが増えています。
これは、黄砂の飛散が増えているのが原因のようです。もともと花粉症のある方は、症状が悪化し、
花粉症がない方でも黄砂に対するアレルギー反応により、風邪のような症状がおきるそうです。

風邪の症状との区別が難しいため、1週間以上も症状が続くときは、早めに診察を受けていただくと
よいと思います。

看護師  石川小由美

2012.05.15更新

サプリメントの基本はマルチビタミン&ミネラル!(その2)

近年の日本では、忙しい家庭が増え、毎日の食事を肉や魚、野菜などの素材から調理することが少なくなっています。
スーパーやコンビニのお惣菜やインスタント食品、冷凍食品を食卓に並べる機会が増えています。
このような食事では、ビタミンやミネラルが欠乏しやすいことが明らかになっています。

このようなビタミン・ミネラルの欠乏がおこりやすい理由として以下の4点が挙げられます。
①旬を無視したハウス栽培の増加や、化学肥料の大量使用などに伴って、野菜そのものの栄養価が急速に低下している。
②水煮食品の増加
③精製食品の増加(食品は加工度が増すごとに、ビタミンやミネラルを失います)
④リン酸塩の使用増加(食品添加物として様々な用途に使用される「リン酸塩」は、消化管内でミネラルを吸着して体外に排出してしまうと考えられています)

これらのことからわかるように、現代ではバランスよく食事をしているつもりでも、知らず知らずのうちにビタミン・ミネラルの欠乏状態に陥る可能性が高いと言えます。だるい、疲れやすい、肌が荒れる、髪が抜けやすい、気分が沈む、食欲不振、貧血などの症状がある時は、まずビタミン・ミネラル不足を疑ってみてください。

以上より、誰にでも必要なサプリメント、まず最初に飲むべきサプリメントは、ビタミン・ミネラルをバランス良く配合したマルチビタミン&ミネラルであると言えるでしょう。

2012.05.13更新

サプリメントの基本はマルチビタミン&ミネラル!(その1)

私たちが生きるために最低限摂取しなければならないものは、次の5つです。
重要度の順に 空気、水、三大栄養素(タンパク質、脂質、炭水化物)、そして微量栄養素(ビタミン・ミネラル)です。
マルチビタミン&ミネラルは、これらのうちビタミン・ミネラルを効率的に補給する目的で設計されています。

一方、コンドロイチン硫酸、グルコサミン、ポリフェノール類、ルテイン、リコペンなどの色素、ローヤルゼリー、プロポリス、αリポ酸、コエンザイムQ10などは、「注目の新素材」としてテレビなどで宣伝されているのをよく見かけます。これらの微量栄養素以外のサプリメントは「機能性栄養素」と呼ばれます。「機能性栄養素」は、その成分を補うべき人が、適切な量を補えば効果が期待できる可能性がありますが、全ての人に必要なものとは言えません。

特定の症状の改善を期待して機能性栄養素を摂取しても、ベースとなる三大栄養素とビタミン・ミネラルのバランスが悪ければなかなか状況は改善しません。まず、食生活を改善し、それだけでは補いきれない微量栄養素がある場合には、サプリメントとしてマルチビタミン&ミネラルを摂取することで、栄養のバランスを整えるのが基本です。

2012.05.10更新

子宮頸がんワクチン 接種できます!

子宮頸がんワクチンが内科でも接種できることを、みなさんご存知でしょうか?

子宮頸がんワクチンには2種類あります。
子宮頸がんの原因となるヒト・パピローマウィルスには多くの型がありますが、このうち2つの型に効果があるサーバリックスと、4つの型に効果があるガーダシルです。どちらも3回接種する必要があります。どちらのワクチンを接種するかはご自身で決めていただきます。

費用は1回の接種で16000円とかなり高額ですが、名古屋市では中学一年生から高校一年生の方には補助金が出るため、無料で接種できます。この4月から中学生になられた方は早めに接種することをお勧めします。

当院でも接種が可能ですので、電話でお問い合わせください。

事務   藤岡 美子

2012.05.07更新

プラセンタ注射の効果 その2:アレルギー疾患の改善

私たちの体には「抗原抗体反応」という免疫システムが備わっています。これは、ウィルスや病原菌などの体外からの異物(抗原)に対して抗体を作って結合し、 撃退するというものです。

ところが、例えばダニ、カビのようなアレルゲン(アレルギーを引き起こす抗原物質)が侵入したとき、この働きが過剰になり過ぎると、体の正常な細胞までが攻撃されてしまいます。この時発症するのが、アトピー性皮膚炎や気管支ぜんそくなどのアレルギー疾患です。

特にアトピー性皮膚炎の発症には、「アトピー素因」と呼ばれる生まれつきアレルギーを起こしやすい体質や皮膚かぶれ、乾燥肌などといった要因が複雑に絡んでいます。

プラセンタは、アトピー性皮膚炎や気管支喘息に非常に有効です。プラセンタの持つ免疫調節作用、抗炎症作用、抗アレルギー作用、内分泌調節作用、基礎代謝向上作用などが複合的に作用すると考えられます。

2012.05.02更新

糖尿病治療の変革期・・低脂肪・低カロリーから糖質制限へ

最近、町のパン屋さんで糖質をほとんど含まない「ふすまパン」を見かけるようになりました。これまでも、ふすまパンはあったのですが、ふすまパン専業の業者が細々と扱っているだけでした。ところが、最近は普通のベーカリーで、従来の商品に混じってふすまパンが置かれるようになったのです。中には、「ふすまスウィーツ」を置いているところもあります。その他にも、糖質ゼロビール、糖質ゼロチューハイ、糖質ゼロの日本酒、糖質ゼロチョコレート、糖質ゼロアイスクリーム等々、糖質ゼロ食品がごく普通のスーパーマーケットや「デパ地下」に並ぶようになりました。まだ、少数ではありますが、糖質制限メニューを提供するレストランもでてきています。(東急ホテル系列の高級ホテル パンパシフィック横浜ベイホテルのレストランに糖質制限メニューが登場したのは象徴的な出来事だと思います)
糖質制限(低炭水化物)食を実践しやすい環境が徐々に整いつつあります。

これまで低脂肪・低カロリー・高炭水化物一辺倒であったアメリカ糖尿病学会のガイドラインが2002年に改訂され、「従来のカロリー制限食、糖質制限(低炭水化物)食、地中海式ダイエットの3種の食事療法は同等の有効性がある」と明記されました。以来、糖尿病の食事療法の流れは確実に糖質制限の方向に動き出しました。ヨーロッパにもこの流れは波及し、やや遅れて日本にも波及しつつあると言えるでしょう。

こうした流れを受けて、最近は、糖質制限が週刊誌、テレビなどのマスコミや健康雑誌に取り上げられる機会も増え、それを契機として糖質制限に興味を持つ患者さんも増えています。これ自体は悪いことではないのですが、同時に、民間療法的な偏った糖質制限が行われる危険性もはらんでいます。

こういう時期だからこそ、我々糖尿病治療に携わる医師は、目先の血糖や体重を下げるだけでなく、長期的に見て、本当に健康長寿に役立つ糖質制限(低炭水化物)食を普及させていかなければならないと思います。

2012.05.02更新

プラセンタ注射の効果 その1:更年期障害の緩和

女性の閉経前後の約10年間を更年期と呼びます。この時期に、日常生活に支障をきたすような種々の不快な症状が現れてきた場合を更年期障害と呼びます。具体的な症状としては、顔や上半身のほてり、のぼせ、発汗、不眠や抑うつ、イライラ、肩こり、頭痛、腰痛、関節痛、手足のしびれなどが見られます。

更年期障害は、卵巣からの女性ホルモン(エストロゲン)の分泌の減少に精神的、環境的な要因も加わって、自律神経に失調をきたすことでひきおこされます。
プラセンタはホルモンを調整する内分泌調整作用や、自律神経のバランスを調整する自律神経調節作用を持っているため、更年期障害の症状緩和に有効です。
基本的には皮下注射や筋肉注射を行いますが、効果が不十分な場合にはツボ注射も行います。
また、プラセンタの内服剤には注射薬ほどの即効性はありませんが、継続的に摂取することにより、更年期障害の緩和効果が期待できます。

更年期障害の治療にプラセンタを用いる場合には、健康保険が適用されることがありますのでご相談ください。


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