物を無くす・もの忘れをよくする… それは認知症?ADHD?
最近「大人の発達障害」が注目されています。
大人の発達障害の中核をなす疾患はなんといってもADHD(注意欠陥多動性障害)です。ADHDは子どもの頃に発症するのですが、その6割程度は大人になっても持ち越されることがわかっています。
ADHDの特徴的な症状の一つとして「物をよく無くす」ことがあげられます。
ADHDの場合は注意力が低下しているために物を無くしたり忘れ物をしたりします。
▼ADHDで物を無くしやすい人・もの忘れをする人の特徴
・片付けが苦手
・気が散りやすい
・物事を順序立てて行うのが難しい
・衝動的な行動が多い
【もの忘れが原因?認知症の可能性】
加齢に伴い、物忘れが増えることは自然なことです。
しかし、認知症の場合、単なる物忘れとは異なり、記憶障害が進行し、日常生活に支障をきたすようになります。
認知症によって物を無くしてしまうのは、もの忘れが原因で、物をどこに置いたのか思い出せなくなるためです。
▼認知症で物を無くしやすい人・もの忘れをする人の特徴
・同じことを何度も聞く、または同じ話を繰り返す
・以前はできていたことができなくなる
・時間や場所の感覚が曖昧になる
・人格や行動に変化が見られる
【認知症とADHDの関係性】
ADHDの人は社会適応が難しく、若いころから生きづらさを感じて生きています。
それが慢性的なストレスとなり、認知症になるリスクが高まるのではないかという説もあります。
高齢になって物をよく無くすようになった場合には、若いころから持ち越されたADHDによる症状か、認知症による症状か、あるいは両方の合併かを判断する必要があります。
その結果によって、その後の経過や治療方針が変わってくるからです。

物をよく無くすことが気になったら、一度検査を受けてみましょう
【早期発見・対策が重要!】
物をよく無くすことが気になったら、あるいは家族や周囲の人からそのような指摘をうけたら、ぜひ検査を受けてください。
簡単な発達障害のスクリーニング検査、問診、認知機能検査でおおかたの診断がつきます。
結果によっては、頭部CTを実施することもあります。
発達障害が持ち越されているのか、認知症を発症しているのか、あるいは両方の合併なのかを明らかにすることにより、その後の対策や治療の方法をアドバイスすることが可能になります。
また、それをご家族や周囲の方に伝えることで、不注意などの行動障害に対する理解を得ることもできます。
【認知症に関するご相談は小早川医院へ】
物をよく無くす、というのは認知症でよくある症状のひとつです。
認知症は早い段階で気付き、治療を開始することで進行を遅らせる、改善させることが期待できます。
少しでも気になることがあれば、認知症外来を行っている小早川医院にご相談ください。
当院では、、初診の方のWEB予約を受け付けております。
初診の方のWEB予約はこちら
【認知症治療】当院で行っている”コウノメソッド”
認知症と診断された時、
進行を遅らせることはできるのか?
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など様々なご不安を抱えるかと思います。
そんな不安を抱えるあなたに、ぜひ知っていただきたいのがコウノメソッドです。
~河野和彦先生が提唱する、患者一人ひとりに合わせたオーダーメイドの認知症治療法~
当院では「コウノメソッド」と呼ばれる認知症治療を行っております。
コウノメソッドとは河野和彦氏が提唱した認知症治療法です。
認知症と一言で言っても、アルツハイマー型認知症、レビー小体型認知症など複数の病型に分類されます。
通常の認知症治療では、上記の認知症の類型に関係なく同じ薬が処方されることがあります。
これに対してコウノメソッドは、認知症のタイプや進行度に応じて薬を選択する点が特徴的な治療方法です。
患者一人ひとりの症状や状態に応じて、個別に最適な薬を選定し、最小限の薬で最大の効果を目指す治療を行います。
個々の患者様に適したきめ細やかな治療を行うため、結果として副作用を最小限に抑えながら症状改善を目指すことができる治療方法です。
また、コウノメソッドは患者様ご本人だけではなく、介護者の方の負担に関しても着目しており、患者様と介護者、双方の視点に立った治療方法です。
コウノメソッドについて詳しく知りたい方は下記もご参照ください。
https://kobayakawa-dm.com/dementia/therapy/kounomethod/
【認知症に関するご相談は小早川医院へ】
物をよく無くす、というのは認知症でよくある症状のひとつです。
認知症は早い段階で気付き、治療を開始することで進行を遅らせる、改善させることが期待できます。
少しでも気になることがあれば、認知症外来を行っている小早川医院にご相談ください。
当院では、初診の方のWEB予約を受け付けております。
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監修 小早川医院 院長 小早川 裕之