2015.04.13更新
えいようだより4月号発行します
皆さんこんにちは
小早川医院 管理栄養士の江口です。
やっと暖かくなってきましたね。
それにしても4月って毎年こんなに寒かったでしょうか??
寒がりの私はまだまだ某メーカーの肌着が手放せません。。。。
さて、4月のえいようだよりを発行しますのでぜひご覧になってくださいね。
私にとってパルメザンチーズは調味料感覚で利用できる必須アイテムです!

2015.03.31更新
花粉症が猛威をふるっています!
今年は昨年に比べてスギやヒノキの花粉の飛散量が格段に多いようです。これに黄砂やPM2.5の影響が加わってスギ・ヒノキ花粉症の患者さんにとってはつらいシーズンとなっています。生まれて初めて花粉症の症状が出ている人も多く、例年花粉症の症状があった人でも、昨年までより一段階強い薬を使わないと症状がコントロールできないという現象も見られます。
花粉の飛散量が多い時は抗アレルギー薬をより強いものに変えていくというやり方は、あくまでも対症療法であり、エンドレスな治療法です。また、最近花粉症の根本治療として注目を集めている舌下免疫療法は、まだ安全性が確立しておらず、長期的効果も立証されていません。さらに、この治療法は一つ一つのアレルゲンをターゲットとして行うため、スギ花粉症が治ったら次はブタクサに対する花粉症が出てきた・・というように、いたちごっこになる可能性があります。
そこで当院ではより安全な根本治療として、サプリメントのビタミンDと有胞子乳酸菌をお勧めしています。
ビタミンDは骨を作るビタミンとして有名ですが、強力な免疫調節作用も持っているのです。花粉症のような過剰な免疫反応を抑える働きや、腫瘍に対する免疫力を増強して、発がんを防ぐ働きが知られています。
実際、当院でも特に鼻づまりのひどいタイプの花粉症の方にビタミンDを服用していただき、有効例を数多く経験しています。
有胞子乳酸菌は、腸内細菌のバランスを改善することにより、免疫反応を安定させ、花粉症の症状を改善することが知られています。特に、普段から下痢しやすい、ガスがたまっておなかが張りやすいなどの消化器症状を訴えておられる方に有効です。
いずれのサプリメントも比較的安価(1か月分2000~4000円)であるのも魅力的です。アレルギーのお薬はねむくなったりだるくなったりするのでできるだけ飲みたくないという方はお気軽にご相談ください。
2015.03.31更新
ローカーボ食研究会の報告 続き
こんにちは![]()
小早川医院 管理栄養士の飯塚です
だんだんと桜も満開になってきて、嬉しい春の訪れを感じています![]()
皆様はいかがお過ごしでしょうか?
さて、ローカーボ食研究会の報告の続きです。
お昼は、ランチョンセミナーと言って「三ツ星低糖質レストラン」のパン、スープやカレー、デザートなどを食べながら、篠壁先生の緩やかな糖質制限食による献立や調理法の変化についてのお話を聞きました。
低糖質と言いつつ、スープやカレーはしっかり味が付いていて具も多く、デザートは甘くておいしかったです。ちゃんと食べた感じなのに1食30gくらいの糖質量と言うのは驚きでした。
篠壁先生の話もとても興味深く、男女別に糖質制限食の指導を行う前と後で煮る、炒める、揚げるなどの調理法がどのように変わっているかをグラフで一覧でき、女性の方が様々な調理法を行っていたり、全体的に生食が増えるというデータを見て、確かにと納得する部分もありました。糖質を減らして摂取カロリーが減ってしまうため脂質をしっかり取るためにナッツやチーズをオススメする事が多いので、そのような結果になったのではと思いました。
また、脂質の摂取量については、指導してもあまり増えないという方がいらっしゃいましたが、栄養士が食事記録を分析する際、調理に使う油の量を目安量で入力するため、実際の使用量と違っているかもしれないという話もあり、実際に使っている油の量などを詳しく聞く事も大切だと気付きました。言われてみればそうなのですが、思い込んで仕事をしてしまっている部分もあるなと気持ちが改まりました。
午後は管理栄養士による発表でした。どの発表も勉強になり、興味深いものでしたが、ローカーボ食がエネルギー制限食に比べて約2倍早く減量できるという話や、患者さん自ら自己血糖測定を行い医師、管理栄養士や患者さん同士の連携が深まった話などを聞いて、理論的にわかっている事でも実際に数値で示されることで多くの事を学べ、より正しく糖質制限食についての知識を深める事が出来るのだと実感しました。
私も発表者の内の一人だったので、とても緊張しましたが大変勉強になり良い経験が出来た一日でした。
これからも初心を忘れずに頑張っていきたいと思いますので、よろしくお願いします![]()
2015.03.13更新
ローカーボ食研究会報告 その2:果物の糖質含有量
こんにちは。
小早川医院管理栄養士の江口です。
糖尿病やメタボで糖質制限をする場合には、果物の糖質含有量も重要なポイントです。
先日のローカーボ学術総会では具体的に皆さんが普段食べられている果物に
どれくらいの糖質が入っているのかと言う事で、、、、
名古屋大学名誉教授 加藤潔先生より具体的に数値を見せていただく事が出来ました。
それが下記の表です。
100g中の果物の糖質量を表しています。

写真をうまく撮れなくて申し訳ありません。。。。
この表からは
果物に多く含まれている糖類の果糖(フルクトース)ブドウ糖(グルコース)、ショ糖(スクロース)
の含有量を知る事が出来ます。
この表の中の果物で糖質が一番多いのは同じグラムであればぶどうになります。
そして今回テーマとなった果糖の含有量が多いのはりんご、ぶどう、なしでした。
また、糖類の相対甘味度を示した表では果糖が一番甘みを感じるということでした。
実ははちみつにも果糖は多く含まれいるそうです。
果物はそもそもほとんどが水分で他、香りの成分でもあるテルペン、エステルなどが
含まれています。
そして光合成で葉で炭水化物を作るところから始まり、色々な過程を経て動物に
食べてもらうために甘くなるそうです。
そして動けない果物の種を食べてもらう事で運んでもらう事も。。。
話はそれましたが、、、
糖の甘さと血糖値は直結しないとのことです。
なので実際には甘味度の高い果糖の多い梨を食べて血糖値を測定してもそこまで
上昇しないとのこと。
ブドウ糖(グルコース)が多いと血糖値に影響するとのことでした。
果糖は多く摂りすぎるとブドウ糖になってしまいます。
そうするともちろん血糖が上がります。
すべてがブドウ糖になるわけではありませんが食べる量が大切と言う事ですね。
2015.03.12更新
えいようだより3月号を発行しました
2015.03.11更新
日本ローカーボ食研究会第5回学術総会に参加してきました。
こんにちは![]()
管理栄養士 飯塚です。
昨日は雪が降りましたね。![]()
それでも、少しずつ日差しは暖かくなってきています。春が待ち遠しいです。
目や鼻もかゆくなってきそうですが・・・![]()
皆様は体調など崩されていませんか?
3月1日に名古屋で行われたローカーボ食研究会学術総会に参加してきました。
今年の学術総会は盛りだくさんな内容でした。第一部では3つの特別講演があり、ランチョンセミナーを挟んで午後は5人の管理栄養士が症例などの発表を行いました。
第一部では灰本先生からHbA1cの数値によって糖質制限の厳しさを3段階に分けて行う方法について海外で正反対の反応があったというお話や、米田先生からは心臓外科手術で痩せるべき時には糖質制限を行い、太るべき時には反対の食事療法を行う事で術後の回復に役立てているというお話、また、加藤先生から果物の果糖とブドウ糖の代謝の関係についてのお話を伺いました。
どれも興味深いお話でしたが、特に果物の糖のお話は栄養指導で参考になるものでした。
同じ果物でも果糖よりブドウ糖が多く含まれている果物の方が血糖値が上がりやすく、甘く熟していない果物でも糖質が少ないわけではないという事や、果糖はブドウ糖より血糖を上げにくいが、摂り過ぎると血糖値や中性脂肪、悪玉コレステロールなどを上げてしまうという事などを講義していただきました。
摂り過ぎには気をつけたい果物ですが、ビタミンやカリウムが豊富で抗酸化作用も強いというお話を聞いて、単に糖質が多いからと言って全く食べないのではなく適量を上手に摂取する事が大切なのだと改めて感じました。![]()
これからの栄養指導に生かしていきたいと思います。
お昼は・・・と続けたいところですが、
かなり盛りだくさんな内容で、長くなりそうなので、また後日続きを書きます。
お楽しみに![]()
2015.02.28更新
認知症予防のため油にこだわろう!
活性酸素という言葉をご存知ですか? 活性酸素はさまざまな生活習慣病を引き起こす原因として注目を集めています。認知症の発症にもこの活性酸素がかかわっていることがわかっています。
活性酸素は私たちの身体の中でエネルギーが作られるときに発生する副産物です。自動車に例えれば、燃料を燃やしたエネルギーでエンジンを回転させると同時に出てくる排気ガスに相当するものが活性酸素なのです。ですから、私たちの体内で作られる活性酸素のもとは人体の燃料、つまり私たちが口にする食べ物というわけです。
食べ物の中でも活性酸素が発生するもっとも大きな原因の一つが「油」です。サラダ油などに含まれるリノール酸を摂りすぎると活性酸素が発生します。また、マーガリン・スナックやケーキ、クッキーの材料として使用されるショートニング・市販の揚げ物に使用される硬化油にはトランス脂肪酸が多量に含まれています。トランス脂肪酸は、体内で分解されにくく、活性酸素の過剰発生のもとになります。ですから、トランス脂肪酸の摂取は避けたいところです。
一方、植物油の中でお勧めしたいのがアルファリノレン酸を多く含む「えごま油(シソ油)」や「亜麻仁油」です。アルファリノレン酸は体内でEPAやDHAに変わり、活性酸素の発生を抑える働きがあります。これらの油をサラダのドレッシングの材料として用いたり、ミキサーを用いて野菜ジュースに混ぜて摂取するのがよいでしょう。
また、調理用の油としては、サラダ油の代わりにオリーブオイルを用いるとよいでしょう。
2015.02.27更新
認知症予防と糖質制限
認知症の原因となるアミロイドβはネプリライシンという酵素によって分解されることが知られています。この酵素の活性は加齢とともに低下するため、高齢になるほど脳の細胞にアミロイドβの沈着が起こりやすくなるわけです。
最近、インスリン分解酵素にもこのネプリライシンと同じくアミロイドβを分解する作用があることが明らかになりました。インスリンが大量に分泌されていると、体内のインスリン分解酵素はすべてインスリンを分解するのに使われてしまい、アミロイドβの分解にまでまわらなくなります。
一方、糖質制限によって過剰なインスリンの分泌を抑えてやると、インスリン分解酵素がアミロイドβを分解する余裕ができてくるので、アミロイドβの沈着が起こりにくくなるというわけです。
2015.02.24更新
スギ花粉の飛散が本格化しています!
今週に入って気温が上がり、スギ花粉の飛散が本格化しています。また、タイミング悪く黄砂もやってきているようです。
当院にも花粉症の症状が悪化した患者さんが多く来院されています。花粉症に風邪やインフルエンザなどの感染症を併発する方も少なくありません。
例年スギ花粉症のある方はできるだけ早く抗ヒスタミン薬を飲み始める必要があります。
抗ヒスタミン薬による眠気やだるさが気になる方には、サプリメントの利用をお勧めします。
まず、お勧めしたいのがビタミンDです。ビタミンDは骨を丈夫にすると同時に免疫系を調整して安定化させる作用があります。ですから花粉症やアトピー性皮膚炎のようなあれえるぎー性疾患に有効です。特に、花粉症で鼻づまりがひどい方には速効性があります。
次にお勧めしたいのが、有胞子乳酸菌です。腸内細菌のバランスが崩れている方(悪玉菌>善玉菌)は、腸の粘膜のバリアーが弱くなり、食物の中のさまざまなアレルゲンが血液中に入りやすくなります。こうした現象が花粉症やアトピーの悪化にもつながるわけです。有胞子乳酸菌をサプリメントとして摂取することで腸内細菌のバランスがよくなり、腸の粘膜のバリアー機能が回復するため、花粉症やアトピーの改善が期待できます。特に普段から下痢しやすい、あるいは下痢と便秘の繰り返しであるというような方にはお勧めです。
2015.02.17更新
花粉症を放置すると・・・
最近、花粉症にかかっているにもかかわらず、ご本人にその自覚がなく、放置している方が目立ちます。
「2週間以上も風邪が治らず、鼻づまり、咳やのどの不快感が続いている」というような方は、ほとんどが花粉症です。
花粉症を放置していると、鼻腔や咽頭の粘膜にアレルギー反応による炎症が持続的に起きているため、粘膜のバリアー機能が弱くなり、ウィルスや細菌が侵入しやすくなります。この結果、副鼻腔や咽頭に感染がおこり、「長引く風邪」のような状態になるわけです。もちろんインフルエンザにもかかりやすくなりますよ!
花粉症を放置した場合のもう一つのデメリットは、鼻づまりや鼻水のために勉強や仕事に対する集中力が低下することです(これをimpaired performanceと言います。
やはり、花粉症と診断されたら早めに薬物治療を開始し、原因となっている花粉の飛散が完全に収束するまで、十分な期間にわたって続けるのがよいでしょう。花粉症のお薬で眠気が出て勉強や仕事の能率が落ちるのを心配される方が多いのですが、最近は眠気の少ない抗ヒスタミン薬が出ているので心配は不要です。
「花粉症かな?」と思ったら、お気軽に当院にご相談ください。
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