2013.04.17更新
糖尿病・メタボのための糖質制限レシピNo.8…かんたん!豚ぺい焼き
こんにちは管理栄養士の坂井です。
最近寒かったり暑かったり低気圧で偏頭痛持ちにはとってもつらーい季節です。朝もさほど寒くないのにふとんからなかなか起き上がれなかったり血圧の低い私にとってはとてもつらい朝さっと起きれる方法を教えてほしいものです(笑)
そんなことで、食事も毎日考えたり作るのがめんどうだ!って思うこともあります。そんな時、大好きな飲み屋のメニューでとっても簡単でボリュームもあってコスパもいいなと思う一品をご紹介。
【豚ぺい焼き】
【材料】・・・2人分
豚もも肉・・・100g
もやし・・・1袋
にら・・・半袋
塩コショウ・・・少々
ウスターソース・・・小さじ2
ごま油・・・小さじ1
たまご・・・2個
水(または豆乳)・・・小さじ2
オリーブオイル・・・小さじ2
<ソース>
とんかつソース・・・小さじ2
マヨネーズ・・・大さじ1
【作り方】
①にら2センチくらいの長さに切る。
②フライパンにごま油を入れ、豚肉を焼く。
③次にもやしを炒め、ウスターソースを入れ、火を消して余熱でにらを炒める。
④炒めた野菜をお皿に盛り付ける。(またはオムレツの要領で卵でくるんでもOK)
⑤フライパンにオリーブオイルをひき、卵と水(豆乳)を溶いたもので薄焼き卵を作る。
⑥薄焼き卵を炒めた具材の上に包むようにのせる。
⑦とんかつソースとマヨネーズをかけてできあがり♪
1人当たりの栄養価
エネルギー 334kcal
たんぱく質 19.0g
脂質 24.6g
炭水化物 8.1g
食物繊維 2.3g
糖質 5.8g
塩分 1.7g
糖質の高めなソース類も分量を決めてかければお料理の幅もぐんと広がります。
その他、キャベツの千切り、キノコ類、ピーマンなどおうちにある残った野菜でもいいですよ♪
シンプルですが、美味しいのでぜひお試しください
2013.04.15更新
期待の糖尿病薬 インクレチン関連薬で膵臓に異型細胞が増加!?
インクレチン関連薬は、新世代の画期的な糖尿病薬として期待を集め、ここ数年で多くの患者さんの治療に使われるようになっています。中でも経口薬であるDPP-4阻害薬は、日本での処方量がSU薬、ビグアナイド系薬剤に次いで第3位となっています。
このインクレチン関連薬に関して、最近、衝撃的な論文がDibetes という糖尿病の一流誌に掲載されました。
これによるとインクレチン関連薬を服用していた患者さんの膵臓では内分泌細胞、外分泌細胞ともに増えており、中でも外分泌細胞の中に異型細胞(他の細胞と異なった形態を持つ細胞で、悪性腫瘍となる可能性がある)が見られたとのことです。
DPP-4阻害薬はいったん減少した膵臓のβ細胞を再び増やして、糖尿病の患者さんのインスリン分泌能力を回復させるのではないかという期待がありましたが、今回のデータはこのような細胞を増殖させる能力が裏目に出て、膵臓の細胞を腫瘍化させる可能性があることを示しています。
糖尿病薬は何年にもわたって服用するものなので、いくら良い薬と言われていても長期的には思いがけない副作用が出現する可能性があるのです。
食事、運動などの生活習慣の改善を十分に行ったうえで、それでも血糖がコントロールできない時に、初めて最小限の薬物治療を考えるべきなのです。
2013.04.03更新
ダイエット宣言・・・
4月に入り桜も散り始め、すごしやすい気候になってきましたね。
私は2月末に年一回の職員健診を受けましたが、先日その結果が出ました。
血液検査などは異常がなかったのですが体重が・・・。
一年前に比べて2kgほど増加していました
以前から、夕食のみ炭水化物を抜く糖質制限をしていましたが、甘いものを食べる量が増えたことや運動不足が体重増加の原因だと思います。
これから薄着の季節になりますし、ここでダイエット宣言したいと思います。
以前から続けていた夕食の炭水化物を抜くことを徹底し、間食や甘いものを減らし、ストレッチなどの軽い運動を採り入れていきたいです。
よい結果を報告できるように頑張りま~す。
スタッフC
2013.04.02更新
糖尿病・メタボのための糖質制限レシピNo.7…豆腐の豚バラロール巻き
こんにちは管理栄養士の坂井です。
先週日曜日に鶴舞公園でお花見をしました。お昼は雨だったのですが、夕方には雨が止んでラッキーと思えば、ものすごい強風で御弁当が吹き飛ばされそうでした寒いのでさっさと終わってしまいましたが、満開の桜を見ることができました♪
さて、今回のレシピはお豆腐と豚バラを使ったとっても簡単なお料理です。とてもシンプルですが実は低糖質!ぜひおためしくださいね☆
【豆腐の豚バラロール巻き】
【材料】・・・2人分
木綿豆腐・・・1丁
豚バラ肉・・・200g(8枚)
パルメザンチーズ・・・大さじ1
塩・こしょう・・・少々
赤ワイン・・・大さじ1
しょうゆ・・・小さじ2
*下準備*
豆腐を水切りする。(30分~)→長方形の8等分に切る。
豚ばら肉にワインをふり、なじませる。
【作り方】
①水切りした豆腐にパルメザンチーズをまぶす。
②豆腐に豚バラを巻きつけ、表面に塩コショウをふる。
③中火にし、豚バラの巻き終わりを下にして、片面ずつ焼く。
(テフロンのフライパンで焼くのがおすすめ!)
④お肉に火が通ったら、しょうゆを入れて全体になじませる。
⑤豚バラの油が気になる方はキッチンペーパーで軽くふきとって、盛り付けしたら完成♪
1人当たりの栄養価
エネルギー 551kcal
たんぱく質 28.9g
脂質 43.8g
炭水化物 3.9g
食物繊維 0.7g
糖質 3.2g
塩分 1.5g
☆ポイントは片栗粉の代わりにパルメザンチーズを使うことで低糖質な仕上がりに♪
豚バラから出る油が多いので、あえてフライパンに油はひきません。お豆腐の味が薄いと思われる方は七味唐辛子をかけてめしあがれ♪
2013.03.30更新
糖尿病と認知症(その2)
前回のブログでも触れたように、最近、糖尿病治療中の低血糖発作と認知症の関係が注目されています。
Whitmer らは16667人の2型糖尿病患者さんを対象にして低血糖発作の頻度と認知症の発症との関係を検討しています。
その結果、認知症の発症リスクは入院中に低血糖発作を1回おこすと1.26倍、2回おこすと1.80倍、3回おこすと1.94 倍ととなりました。また、救急外来を受診する必要のある低血糖発作を1回おこすと1.42倍、2回以上おこすと2.36倍となりました。
低血糖発作を1回おこすたびに、認知症のリスクが飛躍的に高まっていることがわかります。ですから、糖尿病の治療では血糖を十分に下げると同時に、低血糖を絶対起こさない配慮が必要なのです。
2013.03.28更新
糖尿病と認知症(その1)
糖尿病の合併症と言えば網膜症・腎症・神経障害の三大合併症がまず頭に浮かぶ方が多いと思いますが、最近は糖尿病患者さんの高齢化に伴って、認知症も重大な合併症の一つとしてとらえなければならなくなってきます。
最近の海外の研究では、糖尿病の患者さんでHbA1cが1%上昇すると認知症のリスクが1.4倍になると報告されています。糖尿病では血糖値が300mg/dlを超えると脳細胞の代謝に異常をきたすことが知られているので、食後血糖がこの値を超えないようにコントロールする必要があります。また、低血糖も認知機能を低下させることも知られています。低血糖を防ぎつつ、食後血糖とHbA1cを下げる必要があるわけです。
そのためには食後血糖が上がりにくい糖質制限(低炭水化物)食に低血糖の危険のないお薬を併用する治療が最も効果的です。
2013.03.26更新
今年の花粉症は手ごわいです!
暑さ寒さも彼岸までといいますが、まだまだ寒の戻りで朝晩冷えますね
でも桜もチラホラ咲き始め、春はそこまで来ています
春めいた風と一緒にPM2.5や黄砂に花粉・・・いろんなものが飛んできて
例年より花粉症の症状が悪くなる患者さん、生れてはじめて花粉症と診断される患者さんが多いようです
私もその一人で目を取り出して洗いたいくらいです(笑)
花粉症専用の目薬ではかゆみも治まらなくて・・
ステロイド入りの目薬を処方していただきました。
もちろん飲み薬も飲んでいます
花粉症にもいいと言われているプラセンタの注射もしていますが
それでも今年は本当につらいです
看護師 山本 明代
2013.03.24更新
糖尿病・メタボのための糖質制限レシピNo.6…スペイン風オムレツ
こんにちは、管理栄養士の坂井です
最近道を歩いているとちらほら桜が咲いているのをみかけるようになりましたね春といえばお花見
私は満開の桜の下でお弁当やお酒を飲んでみんなでわいわいするのが好きです。まさに花より団子です
今日は御弁当のおかずにも、もちろん主菜にもなるレシピをご紹介
【スペイン風オムレツ】
【材料】・・・4人分
合挽き肉・・・100g
玉ねぎ・・・1/2個
塩コショウ・・・少々
赤ワイン・・・小さじ1
ブロッコリー・・・1房
卵・・・4個
粉チーズ・・・大さじ1
生クリーム・・・大さじ2
オリーブオイル・・・小さじ2
ブラックペッパー・・・少々
<ソース>
ケチャップ・・・大さじ2
ウスターソース・・・小さじ1
<添え>
キャベツ・・・200g
(お好みで♪)
*下準備*
玉ねぎはみじん切りにする。
ブロッコリーをゆで、一口大に切る。
ケチャップとウスターソースを混ぜ合わせる。
キャベツを千切りにし、水にさらしてすぐに水けをきる。
【作り方】
①ひき肉と玉ねぎを炒め、赤ワインを振り入れる。(テフロンのフライパンなら油をひかなくても大丈夫です。)玉ねぎが透明になったらバットに移して冷ます。
②ボールに卵を溶きほぐし、冷ました①とブロッコリー、生クリーム、粉チーズ、ブラックペッパーを入れ混ぜる。
③フライパンにオリーブオイルを入れ、中火に熱したら②を入れて軽く掻き混ぜたら弱火にしてふたをする。
④5分ぐらいで様子を見てふちに火が通ったら裏返す。さらに弱火で5分加熱し、中まで火が通ったら完成!
☆ポイント☆
生地を裏返すとき、もう一つフライパンを用意して移し替えると失敗なく裏返せます。なので作るときは小さめのフライパンで作るとよいでしょう。
1人当たりの栄養価
エネルギー 252kcal
たんぱく質 15.0g
脂質 16.2g
炭水化物 10.8g
食物繊維 3.2g
糖質 7.6g
塩分 0.9g
卵生地に味があるので糖質の多いケチャップやソースは少なめでも十分美味しくいただけますよ♪
2013.03.23更新
糖尿病学会が糖質制限に関する公式見解を発表!
日本糖尿病学会は3月18日、糖尿病の食事療法、特に炭水化物制限と栄養素摂取比率に関して学会の公式見解を発表しました。
その内容は次の様なものです。
・2型糖尿病の予防と治療において体重の適正化が重要であり、食事療法では総エネルギー摂取量の制限が最優先である。
・炭水化物を極端に制限して減量を図ることは、その効果や、長期的な安全性が証明されていないので、現段階では勧められない。
・三大栄養素のカロリー比率は、炭水化物50~60%、蛋白質20%以下、残りを脂質とする。ただし、患者さんの合併症や嗜好、身体活動量に応じて炭水化物の比率を増減させることを考慮してもよい。
・脂質の摂取比率の上限は25%とする。
予想通り、食事療法ではカロリー制限を最優先し、糖質制限は積極的には勧めないというニュアンスになっていますが、患者さんの状況によって炭水化物の比率を増減させてもよい、とするなどかなり柔軟な姿勢が見られます。(脂質の上限を25%としているあたりは、脂質摂取はせいげんしないという世界的な流れとは逆行しているようにも見えますが・・)
深読みすれば、極端な糖質制限は勧めないが、ゆるやかな制限(炭水化物のカロリー比率40~45%)なら認めてもよいという風にも解釈できます。
いずれにせよ、保守的な日本糖尿病学会が少しずつ糖質制限に対するスタンスを変えつつあることは事実のようです。
当院がお勧めしているゆるやかな糖質制限が糖尿病の食事療法の主流になる日も近いかもしれません。
2013.03.19更新
花粉症の鼻づまりで悩んでいる方に朗報です!
花粉症の治療にはまず抗ヒスタミン薬が処方されます。これで、鼻水や目のかゆみは改善することが多いのですが、鼻づまりだけはなかなか改善しないのが現実です。花粉症の患者さんの7割以上に鼻づまりがあり、その鼻づまりが生活の質(QOL)に及ぼす影響は非常に大きいことが知られています。医療機関で抗ヒスタミン薬を処方してもらいながら、同時に鼻づまりに効く市販の鼻炎薬を服用している方も多いのです。
2月末に、この問題を解決してくれそうな新薬が登場しました。これは従来の抗ヒスタミン薬に、血管を収縮させる作用を持つプソイドエフェドリンという物質を配合したものです。プソイドエフェドリンは、鼻の粘膜の血管を収縮させて血流を減少させることにより、粘膜が充血したり腫れたりするのを防いでくれるのです。
当院でも、鼻づまりの強い患者さんに服用していただき、非常によい感触を得ています。
花粉症の鼻づまりでお悩みの方は、是非ご相談ください。
ARTICLE
SEARCH
ARCHIVE
- 2025年7月 (1)
- 2025年6月 (1)
- 2025年5月 (1)
- 2025年4月 (1)
- 2025年3月 (3)
- 2025年2月 (2)
- 2025年1月 (2)
- 2024年12月 (4)
- 2024年11月 (3)
- 2024年10月 (2)
- 2024年9月 (1)
- 2024年8月 (3)
- 2024年7月 (4)
- 2024年6月 (4)
- 2024年5月 (3)
- 2024年4月 (4)
- 2024年3月 (4)
- 2024年2月 (4)
- 2024年1月 (4)
- 2023年12月 (3)
- 2023年11月 (5)
- 2023年9月 (3)
- 2023年8月 (3)
- 2023年7月 (2)
- 2023年6月 (1)
- 2023年5月 (5)
- 2023年4月 (1)
- 2023年3月 (3)
- 2023年2月 (2)
- 2023年1月 (2)
- 2022年12月 (3)
- 2022年11月 (1)
- 2022年10月 (5)
- 2022年9月 (5)
- 2022年8月 (2)
- 2022年7月 (4)
- 2022年6月 (3)
- 2022年5月 (4)
- 2022年3月 (4)
- 2022年2月 (3)
- 2022年1月 (5)
- 2021年12月 (4)
- 2021年11月 (7)
- 2021年10月 (3)
- 2021年9月 (5)
- 2021年8月 (4)
- 2021年7月 (4)
- 2021年6月 (4)
- 2021年5月 (4)
- 2021年4月 (3)
- 2021年3月 (8)
- 2021年2月 (4)
- 2021年1月 (5)
- 2020年12月 (5)
- 2020年11月 (1)
- 2020年10月 (8)
- 2020年9月 (2)
- 2020年8月 (6)
- 2020年7月 (1)
- 2020年6月 (1)
- 2020年4月 (2)
- 2020年3月 (1)
- 2019年12月 (2)
- 2019年11月 (1)
- 2019年8月 (1)
- 2019年6月 (1)
- 2019年3月 (3)
- 2019年2月 (2)
- 2019年1月 (1)
- 2018年12月 (1)
- 2018年11月 (5)
- 2018年10月 (2)
- 2018年9月 (3)
- 2018年8月 (2)
- 2018年7月 (1)
- 2018年6月 (1)
- 2018年1月 (2)
- 2017年12月 (2)
- 2017年11月 (1)
- 2017年10月 (2)
- 2017年9月 (2)
- 2017年8月 (1)
- 2017年7月 (3)
- 2017年6月 (2)
- 2017年5月 (2)
- 2017年3月 (3)
- 2017年2月 (3)
- 2017年1月 (3)
- 2016年12月 (4)
- 2016年11月 (4)
- 2016年10月 (2)
- 2016年9月 (1)
- 2016年8月 (2)
- 2016年7月 (3)
- 2016年6月 (5)
- 2016年5月 (1)
- 2016年4月 (3)
- 2016年3月 (1)
- 2016年2月 (5)
- 2016年1月 (6)
- 2015年12月 (3)
- 2015年11月 (4)
- 2015年10月 (2)
- 2015年9月 (1)
- 2015年8月 (2)
- 2015年7月 (3)
- 2015年6月 (1)
- 2015年5月 (7)
- 2015年4月 (7)
- 2015年3月 (5)
- 2015年2月 (7)
- 2015年1月 (5)
- 2014年12月 (7)
- 2014年11月 (7)
- 2014年10月 (7)
- 2014年9月 (6)
- 2014年8月 (7)
- 2014年7月 (8)
- 2014年6月 (3)
- 2014年5月 (3)
- 2014年4月 (5)
- 2014年3月 (4)
- 2014年2月 (4)
- 2014年1月 (5)
- 2013年12月 (7)
- 2013年11月 (7)
- 2013年10月 (11)
- 2013年9月 (10)
- 2013年8月 (9)
- 2013年7月 (7)
- 2013年6月 (10)
- 2013年5月 (10)
- 2013年4月 (9)
- 2013年3月 (9)
- 2013年2月 (10)
- 2013年1月 (11)
- 2012年12月 (10)
- 2012年11月 (8)
- 2012年10月 (8)
- 2012年9月 (10)
- 2012年8月 (8)
- 2012年7月 (21)
- 2012年6月 (17)
- 2012年5月 (14)
- 2012年4月 (10)
- 2012年3月 (15)
- 2012年2月 (7)
- 2012年1月 (4)
- 2011年12月 (4)
- 2011年11月 (1)