院長ブログ

2013.04.30

老化は血管から!

4月28日のブログで、過剰に摂取された糖質が筋肉や皮膚、血管などを構成するタンパク質と結合して、老化を促進することをご説明しました。なかでも、酸素を運ぶヘモグロビンと血管は、糖質によってダメージを受けやすいことで知られています。血管を構成しているコラーゲンというタンパク質に余分な糖質が結合して、老化タンパク質;AGEsができます。

このようなダメージによって血管に負担がかかり続けると、血管の内側の細胞に傷がついてしまいます。こうなると、この傷から血液中の悪玉コレステロールが入り込み、「プラーク」というこぶのようなふくらみができます。これが大きくなれば、血管の内径がせまくなり、血液の流れが悪くなります。また、プラークが破裂すれば、突然血管が詰まってしまうこともありうるのです。

このように、血管の老化は直接命にかかわる最も深刻な老化と言えるでしょう。糖尿病の血管合併症も、過剰な糖質によって全身の血管がダメージを受け、「老化」して行くことによるものなのです。

投稿者: 小早川医院


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