2013.04.28
老化を引き起こす蛋白質;AGEs
AGEsについては以前にも当ブログで触れたことがありますが、老化を考える際に非常に重要な物資ですので、もう一度おさらいしたいと思います。
私たちの体は、大部分がタンパク質でできています。老化を防ぎ健康を維持するためには、身体を構成する筋肉、血管、皮膚などのタンパク質を良い状態に保っておくことが大切です。最近、様々な研究が行われた結果、糖質が身体を構成するタンパク質を劣化させ、老化を促進していることがわかってきたのです。
過剰に摂取された糖質はタンパク質と結合してAGEs(蛋白糖化反応最終生成物)という老化物質になります。AGEsはタンパク質を劣化させ、タンパク質が本来の機能を果たせない状態にしてしまいます。AGEsは皮膚や髪の毛などの状態を悪化させて、外見的な老化を引き起こすだけでなく、血管や内臓の働きを低下させ、糖尿病の合併症を進行させます。
ですから、糖尿病の人もそうでない人も、摂取する糖質の質、量を調節することによって、老化のスピードを遅らせ、病気にかかりにくい身体を作ることが可能なのです。
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