ブログ

2012.06.10更新

糖尿病の血管合併症・・その1

血糖値(特に食後の血糖値)が高いと血管に炎症が起こり、動脈硬化が進みます。
このような変化が目、腎臓、神経の毛細血管(最も細い血管)に起これば網膜症、腎症、神経障害といった細小血管合併症が生じ、心臓の冠動脈、脳動脈、末梢動脈に起これば虚血性心疾患、脳卒中、閉塞性動脈硬化症などの大血管合併症が生じます。

日本では、網膜症によって毎年約3000人が失明し、腎症によって毎年約15000人が透析に導入されています。また、大血管合併症も、糖尿病の初期から発症し始め、糖尿病の患者さんの生命予後を悪くしています。(糖尿病の患者さんは糖尿病でない人に比べて男性で10年、女性で15年ほど平均余命が短いというデータが出ています。)

私は、糖尿病治療の目標は合併症を予防して健康寿命を延ばし、生活の質を保つことにあると考えています。
今週は、糖尿病治療のカギとなる血管合併症について、何回かに分けてご説明して行きます。

小早川医院 院長

2012.06.02更新

プラセンタで花粉症が改善しました!

プラセンタ注射を始めて3ヶ月
週2回 2アンプルずつ計4アンプル
腕にお尻にお腹にと、そういえば太ももにも注射しました。
私の場合、針を刺した場所に内出血が起こりやすいので注射する場所を毎回変えました。

私は以前から花粉症による鼻炎と皮膚アレルギー(蕁麻疹)で悩んでいたのですが、プラセンタ注射を始めて以来、
鼻炎の症状が軽くなり、皮膚のかゆみも改善しています。
だいぶ症状が良くなったので、これからは週に1回 2アンプル注射して行くことになりました。

ところで、またまたプラセンタ注射をしている患者さんからの情報ですが、床屋さんに月1回だったのが
月に2回に増えたそうです。
もう1人の患者さんは、美容院で髪の毛につやが出てきたと言われたそうです。

人それぞれですが、プラセンタの注射を続けている方はみなさん元気です。
一度先生に相談してみては★

看護師 山本明代

2012.06.01更新

当院スタッフの糖質制限(低炭水化物)食体験記・・その4

糖質制限(低炭水化物)ダイエットを始めてもうすぐ一年になります。だいぶ慣れてはきたのですが・・・

最近のコンビニにはおいしいスイーツがたくさんあって、お手軽な値段で簡単に買えますよね
コンビニに行くとついつい目がいってしまい、誘惑に負けそうになります。
というか、負けてしまうこともたびたび・・・・・(泣)

自分へのご褒美の回数が増えないように気をつけなくては(笑)

スタッフA

2012.05.31更新

便秘に効く漢方薬

私は昔から便秘症で、なかなか調子よく便が出ませんでした。ヨーグルトを食べたり、食物繊維を多く含んだ食品をなるべくたくさん食べるように気をつけていましたが、なかなか続かず・・・ 下剤を飲むとお腹が痛くなるし。

それを院長に相談したところ漢方薬を勧められました。防風通聖散(ボウフウツウショウサン)という漢方薬なのですが、これを飲むと便も柔らかくなり、便通もよくなりおなかが張ることもなくなりました。

漢方薬なので安心して飲めますしね。便秘でお悩みの方、一度お試しの価値ありです!

事務 阪野知子

2012.05.28更新

糖化(その3)・・・糖化とアンチエイジング

2日間にわたって糖化のお話をしてきました。糖化が老化やいろいろな病気にかかわっていることがお分かりいただけたと思います。
そして、糖化の予防がアンチエイジングにつながることもわかっていただけたのではないでしょうか。

糖化を防ぐためには、血糖値をできるだけ上げないことが大切です。そのためには、次のような事に注意が必要です。

①すなわち糖質(炭水化物)を摂り過ぎないこと
②糖質(炭水化物)を摂取するときは、できるだけ吸収の遅い物、つまりGI(Glycemic Index)の低い物*を摂ること。
③食事のときには、まず最初に食物繊維の多い野菜類を食べることにより、糖分の吸収を抑える。

当院では、糖尿病やメタボリック症候群、肥満の患者さんに糖質制限(低炭水化物)食をお勧めしていますが、今までにご説明したことから明らかなように、緩やかな糖質制限は全ての人に採り入れていただける、健康長寿のための食習慣であると考えています。

* 精製度の低い物ほどGIが低いと言えます。例えば 白米>玄米  白い食パン>全粒分のパン、ライ麦パンなど  精製小麦のパスタ>全粒分のパスタ  

2012.05.27更新

糖化(その2)・・・糖尿病でない人にも起こっている加齢現象

糖化は、糖尿病の人に限らず誰の体内でも起こっている現象で、最近では老化を引き起こす大きな要因であると考えられています。
そのため、アンチエイジング(抗加齢医学)の分野でも注目を集めるようになっています。

皮膚の主要な構成成分の一つにコラーゲンがあります。コラーゲンはバネの様な構造をもったタンパク質で、肌の弾力を保つ役割をになっています。このコラーゲンが糖化すると、硬くなり肌は弾力を失ってしまうのです。これが、皮膚の老化の原因の一つと考えられています。

また、最近の研究で、骨を構成するコラーゲンが糖化をおこすことで、病的骨折につながるということもわかってきています。

さらに、脳細胞の糖化が、アルツハイマー型認知症を発症する原因になるのではないか、という説もあります。   (次回に続く)

2012.05.26更新

糖化(その1)・・・糖尿病との関係

「糖化」とは、タンパク質と糖が反応した結果起こる現象のことです。最近、この言葉が糖尿病やアンチエイジングの分野で注目を集めています。 

今から100年ほど前に、フランスの科学者 メイラード博士が、食品中のタンパク質と糖の間で、酵素を介さない反応が起こり、食品の色や風味、食感に変化が生じることを発見したのが、糖化に関する研究の始まりといわれています。例えば、肉やホットケーキなどを焼いた時の色、風味、食感の変化は、このメイラード反応(糖化)によって生ずるのです。

食品を加工する時に起こっているこの「糖化反応」は、実は人間の体内でも起こっていることが、最近の研究で明らかにされました。
例えば、糖尿病で、体内の糖が過剰になった時、それを処理する反応として、糖とタンパク質が反応する、これが人間の体内で起きる糖化反応です。神経障害、網膜症、腎症など糖尿病の合併症の発症にも糖化が大きな役割を果たしていることがわかっています。

実際に、血液中の糖化物質(タンパク質と糖が反応してできたもの)の濃度が、糖尿病合併症の早期のマーカーとして応用され始めています。    (次回に続く)

2012.05.24更新

認知症や耳鳴りに・・・イチョウ葉エキス

イチョウ葉エキスは1960年代にドイツで開発されたサプリメントで、現在、ドイツ、フランス、イタリア、スイス、オーストリアなどで認知症、耳鳴、めまいなどに適応のある医薬品として使用されています。日本では医薬品としては認可されていませんが、サプリメントとして流通しています。

イチョウ葉エキスに含まれるフラボノイド類は血管を拡張して血流を改善し、活性酸素を取り除く作用を持っています。また、ギンコライドという物質は、血小板が凝集して血栓ができるのを防ぐ作用があるため、脳梗塞や動脈硬化の予防に効果が期待されています。

当院でも、イチョウ葉エキスを耳鳴や認知症の患者さんにお勧めしています。動脈硬化が進んでいる方、あるいは脳の循環不全のある方には有効な場合が多いようです。

興味のある方は、遠慮なくご相談ください。

2012.05.21更新

糖質制限(低炭水化物)食にお勧めの食品・・・その1(大豆製品)

糖質制限の原則は、血糖値を上げる糖質(炭水化物)をできるだけ控えて、食後高血糖を防ぐというものです。簡単にいえば、主食を抜いておかずを多く食べるということです。しかし、主食を抜くとお腹がすくので、主食のかわりに糖質(炭水化物)をあまり含まず、脂質やタンパク質を多く含む食品をとり、満足感を得るようにしましょう。以前にご紹介したアボカドもそういう食品の一つで、お勧めです。

これから、糖質制限に適した食品をこのブログで紹介して行きますので、参考にしてください。

第一回目の今日は、豆腐、厚揚げなどの大豆製品のお話です。

大豆製品は、糖質が少ないだけでなく、レシチンという成分が豊富に含まれ、血液中のコレステロールを低下させる働きがあります。また、女性ホルモンと似た作用をするイソフラボンも多く含まれ、活性酸素を消去する作用が認められています。このようなことから、大豆製品には動脈硬化を予防する作用が期待されているのです。

大豆以外の豆、あずき、いんげん、エンドウマメなどは意外に糖質が多いので注意が必要です。!

栄養士  阿部 明子

2012.05.20更新

私も糖質制限を始めました!・・・第2弾

頑張ってローカーボ(糖質制限)を始めてはや2カ月余り

最初の1か月は目に見えて・・1kg  2kg と減ったのに・・

GWに入り家族との楽しい時間で、簡単に2kg増・・・
低い山ですけど登山にも初挑戦
山頂でのおにぎりがぁ(笑)

気を取り直し、トマトスープに湯葉・お豆腐や鶏肉など
あと厚揚げをフライパンで焼いて醤油をお好みで!
外はパリっとして美味しいのです。

ローカーボは食べてよい物もたくさんあるので
工夫して無理せず楽しく頑張ります。

では、また来月報告します。

スタッフB


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