スタッフブログ

2012.06.16

生活習慣病の促進因子;トランス脂肪酸に気をつけて!

トランス脂肪酸は、正常な細胞の働きをさまたげ、健康を害すると言われています。具体的には、動脈硬化を促進する、花粉症などのアレルギー症状を悪化させる、認知機能を低下させるなどの報告があります。
マーガリン、ファットスプレッドやショートニングは、常温で液状の不飽和脂肪酸に水素を化学的に結合させて固形化させた合成油脂ですが、これらには、このトランス脂肪酸がたくさん含まれています。

マーガリンやショートニングは市販のパン、クッキー、コーヒー用のクリーム、ファーストフード店の揚げ物など多くの加工食品に使用されています。もしかしたら、知らないうちに口にしてしまっているかもしれません。

現代の日本で普通に生活をしていたら、トランス脂肪酸と無縁でいることは不可能です。少しでも口にしたらすぐに病気になるというわけではありませんが、できるだけ摂取量を少なくしたいものです。
原材料の表示に「マーガリン」、「ショートニング」、あるいは「ファットスプレッド」と書かれたものはなるべく買わないなど、自己防衛策が必要です。
また、トランス脂肪酸の悪影響を少しでも緩和するため、魚油(EPA,DHA)、αリノレン酸などのオメガ3系の油脂を積極的に摂取しましょう。

管理栄養士 小早川宏江

投稿者: 小早川医院


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