2013.01.10更新
インフルエンザ、風邪の予防に役立つ栄養素(1)・・ビタミンC
年末年始の寒さが厳しかったせいか、風邪の患者さんが多く来院されています。また、3日ほど前からA型インフルエンザの患者さんが1日に数人受診されています。昨年末から関東地方でインフルエンザの流行が始まりましたが、名古屋もそろそろインフルエンザの流行期に入った可能性があります。そこで、インフルエンザ、風邪の予防策を3回に分けてお伝えします。
第1回目はビタミンCについてです。
ビタミンCには、免疫機能を向上させる作用があります。
また、免疫反応の中心となる白血球は、活性酸素の害から自信を守るために、十分なビタミンCを必要とします。
ビタミンCが豊富な白血球は、より多くの異物を処理できると言われています。
ノーベル化学賞を受賞したライナス・ポーリング博士は、風邪を予防するために、毎日1000mgのビタミンCを摂取するように推奨しています。
2013.01.09更新
私も糖質制限を始めました!・・・第6弾
あけましておめでとうございます。
今年は気温も低く寒いお正月になりました
ローカーボを頑張ろうと・・・何カ月も実践していません
体重も変化なし?増加気味(笑) 笑ってる場合でないので
温野菜を食べてみようと考えています
鍋に葉物の野菜を入れてお豆腐・糸コン・きのこ類など
鍋のスープを変え飽きないようにしていこうと・・
当院の管理栄養士さんが塩麹鍋を作っていたのを見て
隠し味にぴったりだと思いました。
毎回ですけど今年こそは、心を入れ替えてダイエットします
スタッフB
2013.01.08更新
糖尿病・メタボのための糖質制限レシピ No.1・・豆腐ステーキ豚肉のせ
私は調子に乗ってたくさん食べ過ぎてしまい、ただいま必死に運動してます

しかし、運動するとお腹がすきますよね。そうするとまたおやつに手がいってしまったり

普段の食事だけで満足できるようなレシピをちょっと教えます

【お豆腐ステーキ豚肉のせ】
材料(2人分)
木綿豆腐・・・1丁
豚肉(どの部位でもOK)・・・100g
塩・・・ひとつまみ
こしょう・・・少々
赤ワイン・・・小さじ1
もやし・・・1/2袋
にんじん・・・1/4本
ピーマン・・・1個
みりん・・・小さじ1
しょうゆ・・・大さじ1/2
※下準備
豚肉は一口大に切る。お豆腐は水切りして横半分に切る。さらに分量の片栗粉を両面にまぶす。人参、ピーマンは千切りにする。
作り方
①フライパンに油をひき(分量外)、中火で豆腐をきつね色になるまで両面焼く。
焼きあがったらお皿に移す。
②同じフライパンで豚肉を炒め、塩、赤ワインをふる。
③人参、ピーマン、もやしの順番に炒め、みりんとしょうゆを入れる。
④豆腐の上に炒めた野菜をのせてできあがり!
1人あたりの栄養価
エネルギー276kcal
タンパク質23.6g
脂質14.6g
炭水化物5.6g
お豆腐を一人半丁使ってさらにお肉も使ってボリューム満点!!炭水化物は低めなので片栗粉が足りない方はあと小さじ1杯加えても大丈夫ですよ♪
お野菜はおうちにあるものでOK!私はきのこを使いました。
炒めるだけの簡単調理なのでぜひ試してみてください
管理栄養士 坂井 恭子
2013.01.07更新
明けましておめでとうございます
当院のコンセプトは、生活習慣病の適切な予防・治療を通して老化を予防すること(アンチエイジング)にあります。
昨年は、このコンセプトに沿って糖尿病やメタボリック症候群の食事療法として糖質制限(低炭水化物)食の普及に努め、女性の更年期障害および男性のLOH症候群やED治療、AGAの治療、禁煙治療などにも注力しました。また、サプリメントやプラセンタなどの代替医療も必要に応じて積極的に治療に採り入れました。その結果、かなりの成果を上げることができ、多くの患者さんに喜んでいただけたものと自負しております。
ところで、老化予防(アンチエイジング)とは老化を完全に防ぐという意味ではなく、あくまでも老化のスピードを極力遅らせる医療です。老化は一定の割合で必ず進んでゆくのです。その結果として避けて通れないのが認知症です。
最近、当院に通院されている患者さんの中にも認知症の症状がみられる方が増えています。
認知症はかかったご本人もつらいのですが、それ以上に介護する家族に負担がかかります。その結果として、介護者までが体調を崩したり、うつ病などの心の病にかかってしまうことさえあります。
今年は、老化予防(アンチエイジング)をさらに推進するとともに、老化の結果である認知症の対策にも注力して行きたいと考えております。
今年もまた、当ウェブサイトをご愛読いただきますよう、よろしくお願いいたします。
2012.12.23更新
グルカゴン・ルネッサンス!(糖尿病治療におけるグルカゴンの重要性)
先日、東京で順天堂大学の河盛隆造先生の講演を聴く機会がありました。
河盛先生は大阪大学で人工すい臓の研究に携わってこられた方で、常に日本の糖尿病研究の最先端を走っておられます。
先生のお話は何度もうかがっているのですが、理論的かつ情熱的な名調子で、何度聞いても引き込まれてしまいます。
先生は以前から血糖値は「糖の流れ」で決まると強調されています。
食後、食物中の炭水化物は速やかに分解されてブドウ糖となり、小腸から吸収されます。同時にすい臓のβ細胞からは速やかにインスリンが分泌されます。ブドウ糖とインスリンのカクテルが門脈という太い血管を通って肝臓に流れ込み、インスリンの作用によって肝臓にブドウ糖が取り込まれます。肝臓を通り抜けたブドウ糖により全身の血糖値が上昇しますが、インスリンの働きにより、ブドウ糖は筋肉や脂肪細胞に取り込まれ、速やかに血糖値は食事前の値に戻るのです。すい臓のα細胞から分泌されるグルカゴンは肝臓でインスリンと逆の働きをします。すなわち、肝臓からの糖の放出を増やし、血糖値を上げる方向に働きます。
以前はインスリンばかりが注目を集めていましたが、最近ではこのグルカゴンにもスポットが当たることが多くなりました。
血糖コントロールが不良な2型糖尿病の患者さんで、血中のグルカゴンレベルが上昇しているというデータもでてきており、グルカゴンも「糖の流れ」の調節に大きな役割をしていることがわかってきました。
今までは、血糖とインスリンレベルのコントロールだけに注目が集まっていましたが、河盛先生はグルカゴンのコントロールにも注意を払う必要があると述べられ、これを「グルカゴン・ルネッサンス」と表現されました。そしてDPP-4阻害薬、ビグアナイド系薬剤がグルカゴンのコントロールに有効であることも強調されました。
糖質制限(低炭水化物)食を実践している患者さんでも、早朝空腹時血糖が下がらない方が時々おられます。
当院で推奨しているマイルドな糖質制限では、通常夕食の炭水化物を抜く代わりに脂質、蛋白質を多めにとりますが、多量の蛋白質の摂取が夜間のすい臓からのグルカゴン分泌を刺激している可能性があります。この場合、ビグアナイド系薬剤やDPP-4阻害薬で改善するのは良く経験することですが、河盛先生の講演はこれを理論的に裏付けるものでした。
現状では、糖質制限(低炭水化物)食でインスリン分泌刺激を最小限にしてすい臓のβ細胞への負荷をできるだけ軽減し、グルカゴンの分泌が高まるようであればビグアナイド系薬剤やDPP-4阻害薬でグルカゴン分泌を抑えるのが最も合理的な糖尿病治療であると考えています。
2012.12.22更新
インフルエンザを早期に診断できる分析装置を導入しました
今年もいよいよインフルエンザの流行が始まりました。
インフルエンザに感染して発熱してから1週間程度はウィルスを排出するため、この間仕事や学校を休まなくてはなりません。
これは非常に大きな社会的損失です。ですから、インフルエンザはできるだけ早期に診断し、感染した人と感染していない人との接触を最小限にする必要があります。
従来のインフルエンザ診断キットは発熱してから12時間以上経過しないと反応しにくいという弱点がありました。
当院ではインフルエンザを少しでも早く診断する目的で今年から高感度の分析装置を導入しました。これは写真現像の技術を応用して高感度化した装置で、従来のインフルエンザ診断キットの8~16倍もの感度を持っています。これを用いれば、インフルエンザの患者さんが発熱してすぐに来られたとしても、インフルエンザと正しく診断できる可能性が高くなります。
発熱、関節の痛み、全身の倦怠感などインフルエンザを疑わせる症状がある場合は、早めに当院にご相談ください。
2012.12.21更新
インフルエンザの流行始まる!今年はA香港型が主流
「国立感染症研究所は21日、全国約5千の定点医療機関から報告された10~16日の1週間のインフルエンザ患者数が1医療機関当たり1・17人になり、全国的な流行開始の指標である1・00を初めて上回ったと発表した。」(共同通信社のニュースより)
いよいよ今シーズンもインフルエンザの流行が始まりました。厚生労働省によると、この時期の流行入りは平年並みで、検出されたウイルスでは、昨シーズン同様A香港型が多いとのことです。
2012.12.17更新
脂質代謝を改善するレスベラトロール
先日京都市で開かれた第33回日本肥満学会で、奈良女子大学の井上裕康教授らは、ぶどうの皮などに多く含まれるポリフェノールの一種、レスベラトロールが生活習慣病の予防に働く可能性を示しました。
レスベラトロールは1940年にわが国で初めて、バイケイソウという植物の根から抽出された天然化合物です。
井上教授らは、レスベラトロールが脂肪の燃焼(=脂肪酸の酸化)を促すことを培養細胞を用いた実験や動物実験で証明しました。
また、レスベラトロールのこのような作用は習慣的に運動することでさらに増強されることも明らかにしました。
レスベラトロールをサプリメントとして摂取し、同時に習慣的に運動することにより生活習慣病を効率よく予防できる可能性があると言えそうです。・・・次回に続く
2012.12.16更新
アスタキサンチンで脂肪肝の進行が抑制される?
京都市で開かれた第33回日本肥満学会のシンポジウム「食品の機能と肥満症」で、生活習慣病の予防にサプリメントが有効であることを強く印象付ける報告が行われました。
その中から、今日はアスタキサンチンの脂肪肝進行抑制効果についてお話します。
わが国の成人の4~5人に1人が発症するとされる非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)は単純性脂肪肝の段階と脂肪性肝炎(NASH)の段階に分けられます。
過食、運動不足などのライフスタイルの乱れによって肝臓への脂肪蓄積が起こり単純性脂肪肝が生じます。この状態が続くとしだいに肝臓の炎症、線維化が起こり、脂肪性肝炎(NASH)に進行します。NASHの状態になった人の5~20%は肝硬変になります。
単純性脂肪肝からNASHへの進展にインスリン抵抗性や酸化が関係していることが動物実験で明らかになっていますが、一方でインスリン抵抗性改善薬はNASHの予防に有効でないという臨床研究のデータも最近出されており、NASHへの進展を防ぐ治療法は確立されていません。
金沢大学の太田先生はNASHの動物モデルにアスタキサンチンを投与した結果NASHの進展が抑制されたと報告しました。
アスタキサンチンは果物、野菜、魚介類に豊富に含まれるカロテノイドの一種で、抗酸化作用、炎症抑制作用に加えてインスリン抵抗性改善作用や線維化を抑制する作用を持っており、これらの作用によりNASHの進展が抑えられたのではないかと推測されています。
アスタキサンチンは脂肪肝以外にも、糖尿病や認知症に対する効果が期待されている有望なサプリメントです。効果を証明するデータも着実に増えつつあります。当院でもご紹介できますので、興味のある方はお気軽にご相談ください。
次回ブログでは、今話題の「レスベラトロール」についてお話しします。ご期待ください・・
2012.12.13更新
インフルエンザの予防接種はお済みですか?
師走に入り、ますます寒さが厳しくなってきましたね。
当院では、インフルエンザワクチンの接種を10月から行っており、多くの方がワクチンを接種されました。
ワクチンは、接種後2週間ぐらいからから抗体が増え始め、完全に抗体ができるまでには4週間ほどかかります。
予防効果は4~5ヶ月程続くそうです。
まだ流行は始まっていませんが、例年2~3ヶ月頃に流行していますので、まだ接種されていない方は、12月末までにはワクチンを接種されることをお勧めします。
また、今まで接種したことのない方や、65歳以上の方はインフルエンザにかかると重症化しやすいので、ぜひワクチンを接種していただきたいです。
看護師 石川 小由美
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