2013.02.23更新
インフルエンザの流行続く・・愛知県は全国2位の患者数!
国立感染症研究所の発表によれば、14週連続で増加が続いていたインフルエンザが、2013年第5週にはやや減少に転じたようです。しかし、全国的にはまだ本格的な流行が続く見通しであるとのことです。
今シーズンの特徴は成人患者が多いことで、特に70歳以上の患者数は昨シーズンの1.6倍にも達しています。
都道府県別では新潟県、愛知県、愛媛県、長崎県、鹿児島県の順に患者数が多く、愛知県は全国2位となっています。
また、昨年に続いて、今年はインフルエンザワクチンを接種している人でも感染している場合が多いのも特徴です。
人ごみでのマスクの着用、うがい、手洗いなどの基本的な予防対策に加え、十分な睡眠とバランスの良い食生活を心掛けてください。また、ビタミンC,ビタミンDなど免疫力を高めるサプリメントの摂取も有効です。
2013.02.21更新
糖尿病学会の糖質制限に対する姿勢に変化の兆し?
去る1月13日に開催された第16回日本病態栄養学会で、日本糖尿病学会が今年出す見通しの「糖質制限を含めた食事量をめぐる声明案」の概要が明らかにされました。
まず、肥満の是正は糖尿病の予防と治療のために重要であり、総エネルギー制限を最優先にすることが強調されました。
そのうえで、「総エネルギー制限をせずに、炭水化物を100g/日以下に制限するのは、長期的な有用性や安全性のエビデンスが不足しており勧められない」と指摘。1日当たりの糖質の摂取量は100g以上にすべきであると結論付けました。
炭水化物とタンパク質、脂質の構成比は、従来の考え方を改めて確認。「炭水化物は50~60%, 蛋白質は20%以下を目標とする。脂質の摂取上限は25%とする。」ことが明記されました。オメガ3系不飽和脂肪酸の摂取を増やすといった脂肪酸の構成にも配慮する必要があることが付記されました。
糖質制限は今後の検討課題と位置づけられました。「炭水化物の摂取量に関しては議論がある。問題と認識して、炭水化物40-50%の減量効果は積極的に検討課題にすべきである。」としています。
これまで、日本糖尿病学会は糖質制限(低炭水化物)食を全く無視する姿勢を貫いていました。今回の声明でも肥満の是正のためにはカロリー制限が最優先であるという点は従来どおりです。しかし、最後のところで、炭水化物摂取量を総カロリーの40-50%
にした時の減量効果をある程度認め、「積極的に検討課題にすべき」としているのは大きな変化です。糖尿病学会もいよいよ重い腰を上げ、ゆるやかな糖質制限(低炭水化物)食を容認する姿勢を見せていると考えられます。
これは、我々のようにゆるやかな糖質制限(ローカーボ)食を推進している者にとっては朗報です。
2013.02.18更新
プラセンタ療法のヒント
プラセンタの研究は、ロシアの眼科医フィラトフ博士の報告以後、世界中で進められました。
特に内服薬に関しては、戦時中から戦後にかけて、京都大学医学部産婦人科の三林隆吉教授を中心に精力的な研究が行われ、「ビタエックス」が開発されました。
そのヒントになったのが、戦時中の妊婦さんと生れてくる赤ちゃんです。
戦時中は食糧事情が非常に悪くなっており、当然妊婦さんの栄養状態も劣悪でした。
それにもかかわらず、生れてくる赤ちゃんは食糧事情が良い時と同じように、しっかり発育して生まれてきます。
このことから、後産で出てくる胎盤(プラセンタ)に様々な働きがあることがわかりました。
現在の プラセンタの内服薬にはこの時の研究成果が生かされているのです。
2013.02.13更新
花粉症対策(その5)・・・クルクミン・MSMなどのサプリメント
前回までに、花粉症に効果が期待できるサプリメントとしてビタミンD,有胞子乳酸菌,EPAをご紹介しました。
今回はそれ以外のまだあまり知られていない花粉症対策サプリメントをご紹介します。
①クルクミン: ウコン(ターメリック)に含まれる色素で、強力な抗酸化作用に加え、免疫細胞の過剰な働きを抑えることが知られ ています。
②セイヨウシロヤナギ: その樹皮に含まれる物質に抗炎症作用があると期待されています。
③MSM: MSMは植物性有機硫黄のことで、抗炎症効果があることが認められています。
④SAMe(Sアデノシル-Lメチオニン): アデノシンとメチオニンから生体内で合成される物質で、ヨーロッパではううつ病の改善や 肝機能の強化の目的で医薬品として使用されています。
これらのサプリメントに興味をもたれた方は、お気軽にご相談ください。
⑤ボスウェリア・セラータ: インドの乾燥した高地に自生する落葉高木で、その抽出物に抗炎症作用があると期待されています。
2013.02.07更新
花粉症対策(その4)・・・EPA(オメガ3系脂肪酸)
近年のアレルギー疾患の急増には、食事から摂取する脂肪酸(オメガ3系とオメガ6系)のバランスが悪くなったことが影響していると考えられています。イワシ、サンマ、アジ、サバなどの青魚の摂取量が減っているため、オメガ6系脂肪酸に比べてオメガ3系脂肪酸の摂取が減少しているのです。
炎症を引き起こす物質は脂質の構成成分である脂肪酸から作られ、オメガ6系の脂肪酸から作られる物質は免疫反応を激しくするほか、心血管系の病気を増やし、発がんのリスクを高めるともいわれています。
一方、オメガ3系脂肪酸であるEPAからは、炎症やアレルギー反応を抑える物質が作られます。
したがって、青魚やサプリメントでEPAを摂取することにより花粉症などのアレルギー疾患の症状が緩和されることが期待できます。
2013.02.03更新
花粉症対策(その3)・・・ハンノキアレルギーとOAS
OAS(口腔アレルギー症候群)は、ある特定の食物を食べることにより口、唇、喉などの口腔粘膜やその周辺組織にイガイガ感などのアレルギー症状が起きるものです。じんましん、喘息、アナフィラキシーショックなどの全身症状がみられることもあります。
OASの多くは花粉症に合併します。原因は花粉症の原因物質と似た物質が果物等の食物中に含まれているためです。
ブナ目の樹木は身近な場所にみられ、花粉症の原因となります。そのうちハンノキの花粉は1月から3月ごろ、シラカンバ(白樺)の花粉は4月から6月ごろにかけて飛散します。
これらの花粉はリンゴ、桃、メロン、ヘーゼルナッツによるOASとの関連性が報告されています。
OASは、花粉症が悪化する時期に発症・悪化するため原因花粉を回避する対策も重要です。
OASの原因となる食物は、加熱・加工したものを摂取するか、もしくは摂取を避けることが必要です。
2013.02.02更新
花粉症対策(その2)・・・乳酸菌
乳酸菌やビフィズス菌などの有用菌の摂取によって腸内細菌のバランスを改善し、アレルギーや花粉症の症状の緩和に役立てる研究がおこなわれ、その関連性が注目されています。
実際、ヨーグルトを花粉症患者に摂取させた実験で、花粉症の症状が改善されたという報告があり、乳酸菌の免疫調節のメカニズムについては、現在も解析が続いています。
乳酸菌を摂取するには、ヨーグルトやキムチなどの発酵食品を食べるか、胃酸に耐えて腸にまで到達することのできる「胞子」の状態の乳酸菌(有胞子乳酸菌)のサプリメントを服用するのが良いでしょう。
但し、腸内環境は人によって異なるため、自分に合うタイプの乳酸菌を見つける必要があります。ヨーグルトやキムチの銘柄を変えてみる、いろいろなメーカーのサプリメントを服用して見るなどの工夫が必要です。
2013.01.30更新
ローカーボ食研究会学術集会で糖尿病の症例報告をしました
1月27日の日曜日の午後、名古屋駅前の安保ホールで日本ローカーボ食研究会の第3回学術集会が開催されました。
医師、栄養士、看護師など、合わせて70名程度の参加者があり、盛会となりました。参加者は回を追うごとに増えており、また低炭水化物の食品を販売する協賛業者の数も増加傾向で、糖質制限(低炭水化物)食に対する関心の高まりを実感しました。
冒頭で、名古屋大学理学部名誉教授の加藤 潔先生が「生命の進化における炭水化物の意義」というテーマで講演されました。先生は、炭水化物の代謝の過程でできる様々な物質から脂質、蛋白質が作られることを明らかにされ、炭水化物の代謝経路が人間の代謝の根幹を成していることを強調されました。
灰本クリニックの灰本先生は、極端な糖質制限は総死亡、ガンによる死亡、心血管死を増やすので危険であることを改めて強調されました。そのうえで、糖尿病の重症度(すなわちHbA1cの値)によって糖質制限の程度を決定するのが合理的であり、大半の患者さんは、1日1食の炭水化物を抜く程度のマイルドな糖質制限で十分に治療が可能であると述べられました。
私は、肥満のある糖尿病の症例を2例報告しました。1例は糖質制限(ローカーボ)食で順調に体重が減少し、HbA1cも低下した症例、もう1例は十分に糖質制限ができているにもかかわらず、肥満が改善せず、HbA1cはむしろ上昇してしまった症例です。2番目の例は、アルコールの過剰な摂取が治療の妨げとなっていました。極端な糖質制限を推進している人たちは、「蒸留酒ならいくら飲んでも大丈夫」と喧伝していますが、この症例はそれが間違いであることを証明しています。
今回の学術集会では、最近ともすると悪者扱いされがちな炭水化物が、実は生体の代謝の根幹を成す必須の栄養素であることが明らかになりました。一方、炭水化物の過剰摂取は糖尿病・肥満を悪化させることも事実です。今後のローカーボ(糖質制限)食の課題は、炭水化物をやみくもに減らすのではなく、それぞれの患者さんに適切な炭水化物摂取量をいかに設定していくかにあると感じました。

2013.01.25更新
糖尿病・メタボのための糖質制限レシピ No.2・・食物繊維たっぷり海藻サラダ♪
こんにちは![]()
最近寒くて生野菜を食べなくて便秘がちな方いらっしゃいませんか?
お鍋で白菜を入れてもいいのですが煮立つとどうしでも歯ごたえがなくてなんとなくものたりない![]()
今回は歯ごたえがあってお腹にうれしい食物繊維たっぷりの海藻サラダのレシピをご紹介します![]()
海藻マヨサラダ![]()

◇材料◇(2人分)
海藻サラダの素(乾燥)・・・1袋(量は調節してください)
シーチキン・・・1/2缶
人参・・・1/4本
白菜・・・2枚
しょうゆ・・・小さじ1
マヨネーズ・・・大さじ1
すりごま・・・小さじ1
◆作り方◆
※下準備
海藻サラダの素を水でもどす。
白菜はざく切り、人参は千切りにして分量外の塩で10分ほど脱水させる。
シーチキンの油をきる。
①白菜と人参の塩分を抜くため水で流す。
②水で戻した海藻と白菜、人参、シーチキンをしょうゆとマヨネーズで和える。
③すりごまをかけて完成!
◇◆1人あたりの栄養価◆◇
エネルギー 190kcal
たんぱく質 8.9g
脂質 14.2g
炭水化物 8.4g
食物繊維 3.3g
※簡単和えるだけでできあがり!ゴマの風味で少量の塩分でも満足できます。
マヨネーズはコレステロールが高い!と気にされている方はマヨネーズの代わりに
胡麻ドレッシングをかけても美味しく召し上がれます♪
管理栄養士 坂井
2013.01.22更新
インフルエンザの流行が本格化!
1月16に愛知県にインフルエンザ警報が出されました。
今週に入ってから、当院でもインフルエンザと診断される方が急増しています。(ほとんどがA型で1人だけがB型でした)
私見ですが、今年のA型インフルエンザの特徴は・・
①熱はあまり上がらない(診断時、37度台の方が意外に多い)
②発病当初から咳がひどい
③症状が比較的軽く「普通の風邪」のような印象を与える患者さんが多い
昨年12月22日の院長ブログでもお知らせしましたが、当院では今シーズンからインフルエンザの早期診断が可能な分析装置を導入しました。この装置は従来のインフルエンザ診断キットの8~16倍もの感度を持っているので、発症直後でも診断できる確率が高くなっています。
実際、37度台前半の微熱と咳という程度の症状で来院された発症間もない方が、この装置でインフルエンザと診断されるケースを数多く経験しています。
軽い症状であっても、インフルエンザかどうかを早く知りたいという方はぜひご相談ください。
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