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2012.06.22更新

糖質制限(低炭水化物)食にお勧めの食品・・・その2(くるみ)

糖質制限(低炭水化物)食を実践されている方に、小腹がすいた時にお勧めなのが、ナッツ類です。

特にくるみは、糖質が少なく良質なタンパク質、脂質、ビタミン、ミネラルが豊富です。ナッツの中では最も多くの多価不飽和脂肪酸を含んでおり、特に植物性のオメガ3脂肪酸であるα-リノレン酸の含有量が多いのが特徴です。そのため、くるみはLDL(悪玉)コレステロールを減らし、HDl(善玉)コレステロールを増やして、高血圧や動脈硬化を予防するのに役立ちます。
脂質を多く含むので、意外と腹もちがよいのももう一つの特徴です。

また、肌荒れ防止にも効果があり、中国では昔からくるみを貴族の美容食として重宝していたようです。

栄養士 阿部明子

2012.06.20更新

動脈硬化の検査:CAVI(血圧脈波検査装置)

CAVIは、動脈硬化がどの程度進んでいるかを調べる検査です。
血圧を両腕と両足首で測定するだけの検査ですので、痛みもなく10分程度で終わります。
結果は血管年齢という形で出てくるので、とてもわかりやすいです。

糖尿病・高血圧・脂質異常症などで当院に定期的に通院されている方には、1年に1度検査を受けていただき、動脈硬化の程度の評価や治療効果の判定に役立てています。

動脈硬化が心配な方(とくに高血圧・脂質異常症・糖尿病と診断されている方)は、ぜひ一度検査を受けてみてください。

看護師 石川小由美

2012.06.19更新

私も糖質制限を始めました!・・・第3弾

ローカーボ(糖質制限・低炭水化物)食を始めて数カ月delicious

前にも書いたのですが、最初のころは体重がどんどん減って、気を良くして頑張っていたのですがgood 
最近は蒸し暑さとか自分の気持ちの弱さで体重は横ばい・・時々UPしたりweep

暑いと仕事終わりの一杯が美味しくてlovely
もちろん糖質ゼロのチューハイを飲んでいますが、私の場合おつまみも食べてしまいます。
湯葉やアボカド、厚揚げとローカーボなものを選んでいるのですが・・・
時々ベビースターのお菓子に手を出してしまいますthink反省・・
これでは、糖尿病の患者さんに偉そうなことは言えません。

来月は良い結果をお伝えできるように、心を入れ替えて頑張りますconfident

スタッフB

2012.06.18更新

糖尿病、メタボリック症候群、便秘には食物繊維を!

食物繊維は、ブドウ糖の吸収を遅らせ、食後の急速な血糖の上昇やインスリンの上昇を防ぐ働きがあります。また、腸内環境を整えて免疫力の向上や大腸がんの予防に役立ちます。健康を保つために欠かせない成分であるため第六番目の栄養素と言われていますが、近年の日本人には不足しがちです。

糖尿病治療中の方、コレステロールが高い方、ダイエット中の方、高血圧が心配な方、便秘がちの方、便が細い方は食物繊維をサプリメントとして摂取することをお勧めします。
興味のある方はご相談ください。

2012.06.17更新

耳鳴・肩こり・脊柱管狭窄症でお悩みの方へ

当院では頑固な耳鳴りや肩こり、脊柱管狭窄症による腰痛や下肢の痛みに対してプラセンタのツボ注射をお勧めしています。

耳鳴のツボは、大渓(足の内くるぶしの後方)、腎兪(第三腰椎の両側)、風池(耳の後ろ側)、天柱(後頸部のぼんのくぼの両側)など足から頸部まで広い範囲に分布しています。

肩こりのツボは、肩井(頸椎の両側=肩関節と後頭部を結ぶ筋肉の上)、天柱(後頸部のぼんのくぼの両側)、膏肓(背部 胸椎の両側)など頸部から背部にかけて分布しています。手三里(肘関節の数センチ下の親指側)、合谷(親指と人差し指の間)など、腕や手にもツボがあります。

脊柱管狭窄症のツボは、八髎穴(仙腸関節に沿った左右4つずつ、計8か所の仙骨の穴)、腰宜(左右の腸骨稜の突端)、胞膏・秩辺(仙腸関節の外側5cm)、腎兪(第3腰椎の両側)などがあります。

これらのツボに、週1回程度の頻度で1か所につき0.5cc前後のプラセンタを注射します。非常に細い針を使用しますので、注射による痛みは軽微です。
数回で効果が表れる方が多いですが、中には最初は効果がないものの、数カ月たって効果が明らかになってくる方もいて、かなり個人差があるようです。

いずれにせよ、プラセンタのツボ注射はいろいろな治療をしても解決しない耳鳴り、肩こり、脊柱管狭窄症の打開策となりうる治療法です。

2012.06.16更新

生活習慣病の促進因子;トランス脂肪酸に気をつけて!

トランス脂肪酸は、正常な細胞の働きをさまたげ、健康を害すると言われています。具体的には、動脈硬化を促進する、花粉症などのアレルギー症状を悪化させる、認知機能を低下させるなどの報告があります。
マーガリン、ファットスプレッドやショートニングは、常温で液状の不飽和脂肪酸に水素を化学的に結合させて固形化させた合成油脂ですが、これらには、このトランス脂肪酸がたくさん含まれています。

マーガリンやショートニングは市販のパン、クッキー、コーヒー用のクリーム、ファーストフード店の揚げ物など多くの加工食品に使用されています。もしかしたら、知らないうちに口にしてしまっているかもしれません。

現代の日本で普通に生活をしていたら、トランス脂肪酸と無縁でいることは不可能です。少しでも口にしたらすぐに病気になるというわけではありませんが、できるだけ摂取量を少なくしたいものです。
原材料の表示に「マーガリン」、「ショートニング」、あるいは「ファットスプレッド」と書かれたものはなるべく買わないなど、自己防衛策が必要です。
また、トランス脂肪酸の悪影響を少しでも緩和するため、魚油(EPA,DHA)、αリノレン酸などのオメガ3系の油脂を積極的に摂取しましょう。

管理栄養士 小早川宏江

2012.06.15更新

糖尿病の血管合併症・・その5(糖尿病性神経障害)

日本人の糖尿病患者さんを対象とした大規模研究で、狭心症、心筋梗塞、脳卒中の年間発症率は糖尿病の人では一般住民の2倍以上の頻度であることが明らかになりました。また、欧米の大規模研究では糖尿病患者さんのHbA1cが1%上昇すると、狭心症、心筋梗塞、脳卒中のリスクが1.1~1.2倍に上昇することがわかっています。また、日本人を対象にした大規模研究で、食後高血糖(食後の血糖上昇度が大きいこと)も狭心症、心筋梗塞、脳卒中のリスクになることが証明されています。

糖尿病と診断されたら、できるだけ早期に血糖をコントロールすることが、狭心症、心筋梗塞、脳卒中などの大血管合併症を予防する最善の策と言えるでしょう。また、食後高血糖を是正するという意味では、糖質制限(低炭水化物)食が有利だと思います。

2012.06.14更新

糖尿病の血管合併症・・その4(糖尿病性神経障害)

糖尿病性神経障害は、網膜症や腎症に比べて早期から出現し、頻度も高い障害です。両側の足先、足裏にしびれ、痛み、感覚低下、感覚異常のいずれかが見られますが、徐々に進行し、ご本人が訴えなければわからないので、発見が遅れることが多いのが特徴です。日本臨床内科医会が2000年に行った糖尿病患者さん12821人を対象とした全国調査では、36.7%に神経障害が見られました。糖尿病性神経障害が長引くと、生活の質が著しく低下し、突然死の原因となることもあり、侮れない合併症です。

予防法は何と言っても血糖を良好にコントロールすることです。!

2012.06.13更新

糖尿病の血管合併症・・その3(糖尿病性網膜症)

糖尿病性網膜症は日本人成人の失明の原因の第2位を占めています。(1位は緑内障)
1997年に行われた日本人の糖尿病患者約13000人の全国調査では、1型糖尿病患者の29%,2型糖尿病患者の23%に網膜症が認められています。

糖尿病性網膜症は、糖尿病に罹ってからの期間が長いほど、血糖コントロールが悪いほど、また血圧が高いほど起こりやすいことがわかっており、血糖、血圧のコントロールを治療で改善すると発症を予防できることも確認されています。

HbA1c7.4%(国際基準=NGSP)未満の患者さんと比較して、HbA1c7.4~8.3%の患者さんでは約2倍、8.4~10.3%の患者さんでは約3.5倍、10.4%以上の患者さんでは7.6倍も糖尿病性網膜症が起こりやすいことが明らかになっています。また、HbA1c7.4未満であっても、糖尿病性網膜症が起こる場合もあるので、網膜症予防のためには厳格な血糖コントロール(HbA1c 6.9以下)が必要です。

2012.06.11更新

糖尿病の血管合併症・・その2(糖尿病性腎症)

日本では、糖尿病性腎症は1998年以来、透析に導入される原因のトップです。2006年の統計によると、糖尿病性腎症は新規透析導入者の原因疾患の43%を占めています。糖尿病性腎症が悪化し、腎機能が低下してくると、死亡のリスクが高まることも明らかになっています。糖尿病性腎症は、糖尿病患者さんの健康長寿を脅かす危険な合併症と言えるでしょう。

糖尿病性腎症を発症しやすくする要因として、血糖、血圧、喫煙が重要であることがわかっています。

喫煙については、一日当たりの喫煙本数、喫煙機関、生涯喫煙量のいずれも、腎症の発症リスクを高めます。
また、HbA1c 6.5%程度の血糖コントロールが良好な患者さんでは、血圧を低めに保った方が腎症の発症・進行のリスクが低下することも明らかになっています。こうした理由から、当院では、糖尿病患者さんの血圧のコントロール目標を130/80未満に設定しています。


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