院長ブログ

2012.07.02

糖尿病の基礎(その3):糖化現象と血糖コントロールの指標

人間の体を構成しているタンパク質とブドウ糖が結合する現象を糖化と呼んでいます。
血糖値が高くなると、糖化されるタンパク質も増加します。糖化現象により、それぞれのタンパク質の正常な機能が失われ、これが糖尿病の合併症や老化につながると考えられています。

どれぐらい糖化が進んでいるかは、次のような糖化タンパクを測定することで推測することができます。これらは血糖コントロールの指標となるだけでなく、合併症の危険性を評価するという意味でも重要です。

①HbA1c(ヘモグロビンエーワンシー)
赤血球の中にあって、酸素を運ぶ役割を持つ色素がヘモグロビンです。このヘモグロビンが糖化したものがHbA1cです。
赤血球の寿命と関係するため、過去2ヶ月間の血糖の平均値を反映します。赤血球の寿命が短くなる一部の貧血などでは、実際よりも低い値となることがあります。

②GA(グリコアルブミン)
血液中のタンパク質の半分以上を占めるのがアルブミンで、糖化したアルブミンをグリコアルブミンと言います。
過去2週間程度の血糖の平均値を反映するので、治療開始初期や治療を変更したときには、HbA1cよりも有用な指標となります。

投稿者: 小早川医院様


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