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2022.03.02

2月の芸術療法の様子

2月の芸術療法では昨年3月に実施し、大変ご好評をいただいていた『貝合わせ』のプログラムを約1年振りに行いました。

貝合わせとは、平安時代から歴史がある物で、かつては貴族の姫君達の遊び道具として、また蛤の貝殻は元々の対でないと絶対にかみ合わないことから「夫婦円満」の象徴とされ、姫君達の婚礼道具として最も重要な一品であったそうです。

桃の節句の控えた今の季節にピッタリなプログラムですね。

 

今回の芸術療法では、作品の制作に入る前に、寒さで凝り固まった体をほぐす、簡単なストレッチから始まりました。

貝合わせの制作は内側を金色または銀色に塗られた蛤を選ぶ事から始まります。

2年連続でご参加いただいた参加者の方の中には「昨年は金色の蛤を選んだので、今年は銀色の蛤にしようかしら」と楽しげにお話されていた方もいらっしゃいました。

図案を熟考したら、下絵を描き、細筆で慎重に色づけをしていきます。

皆さん、作業にとても集中されていて、あっという間の2時間でした。

素敵な作品が仕上がりましたね!

この時期らしい、お雛様や梅の花を描かれた方が多いのが印象的でした。

 

合わせて、昨年、制作された作品もご紹介します。

昨年は春の植物や、浮世絵や蒔絵物をモチーフにされていた方もいらっしゃいました。

貝合わせは皆さんとても拘って作りこまれるので、スタッフとしても毎回どんな素敵な作品ができあがるのか、とても楽しみです。

 

芸術療法は毎月2回、様々なプログラムを行っています。ご興味がある方は是非、当院受付までお問い合わせください。

※芸術療法は感染対策の兼ね合いで、以前よりも少人数体制で実施しているため席数に限りがあります。また県内の新型コロナウイルス感染者状況によっては、急遽中止させていただくことがございますので、予めご了承ください。

投稿者: 小早川医院


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