院長ブログ

2013.06.30

通年性アレルギーの原因は?

花粉症は2月から3月のスギ花粉症、3月から4月のヒノキ花粉症など、人によって悪化する季節がはっきりしていますが、最近は1年中鼻水、鼻づまり、目のかゆみ、くしゃみ、咳、皮膚の発疹やかゆみなどのアレルギー症状を訴える方が増えています。この場合はハウスダストが原因であることが多いのです。

ハウスダストとは、屋内に発生する様々なアレルゲンの混合物であり、主なものはダニ、猫や犬などのフケ、ガやゴキブリなどの昆虫の死骸や糞、コウジカビなどの真菌が含まれることが知られています。

通年性のアレルギー症状に悩んでおられる方は、まずアレルゲン検査(採血で簡単にできます。自己負担は3割負担の方で5000円程度です。)を受け、原因となっているアレルゲンを明らかにすることが大切です。例えば、ダニが原因であることがわかれば、滞在時間の長い寝室をより念入りに掃除するべきですし、ガが原因の場合にはクローゼットや台所回りを意識して掃除する必要があります。

このように、原因のアレルゲンをはっきりさせることで、より具体的な対策が立てられるようになり、生活の質の向上につながります。

投稿者: 小早川医院


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