5月, 2012 - 小早川医院 - Page 2のブログ

2012.05.10更新

子宮頸がんワクチン 接種できます!

子宮頸がんワクチンが内科でも接種できることを、みなさんご存知でしょうか?

子宮頸がんワクチンには2種類あります。
子宮頸がんの原因となるヒト・パピローマウィルスには多くの型がありますが、このうち2つの型に効果があるサーバリックスと、4つの型に効果があるガーダシルです。どちらも3回接種する必要があります。どちらのワクチンを接種するかはご自身で決めていただきます。

費用は1回の接種で16000円とかなり高額ですが、名古屋市では中学一年生から高校一年生の方には補助金が出るため、無料で接種できます。この4月から中学生になられた方は早めに接種することをお勧めします。

当院でも接種が可能ですので、電話でお問い合わせください。

事務   藤岡 美子

2012.05.07更新

プラセンタ注射の効果 その2:アレルギー疾患の改善

私たちの体には「抗原抗体反応」という免疫システムが備わっています。これは、ウィルスや病原菌などの体外からの異物(抗原)に対して抗体を作って結合し、 撃退するというものです。

ところが、例えばダニ、カビのようなアレルゲン(アレルギーを引き起こす抗原物質)が侵入したとき、この働きが過剰になり過ぎると、体の正常な細胞までが攻撃されてしまいます。この時発症するのが、アトピー性皮膚炎や気管支ぜんそくなどのアレルギー疾患です。

特にアトピー性皮膚炎の発症には、「アトピー素因」と呼ばれる生まれつきアレルギーを起こしやすい体質や皮膚かぶれ、乾燥肌などといった要因が複雑に絡んでいます。

プラセンタは、アトピー性皮膚炎や気管支喘息に非常に有効です。プラセンタの持つ免疫調節作用、抗炎症作用、抗アレルギー作用、内分泌調節作用、基礎代謝向上作用などが複合的に作用すると考えられます。

2012.05.02更新

糖尿病治療の変革期・・低脂肪・低カロリーから糖質制限へ

最近、町のパン屋さんで糖質をほとんど含まない「ふすまパン」を見かけるようになりました。これまでも、ふすまパンはあったのですが、ふすまパン専業の業者が細々と扱っているだけでした。ところが、最近は普通のベーカリーで、従来の商品に混じってふすまパンが置かれるようになったのです。中には、「ふすまスウィーツ」を置いているところもあります。その他にも、糖質ゼロビール、糖質ゼロチューハイ、糖質ゼロの日本酒、糖質ゼロチョコレート、糖質ゼロアイスクリーム等々、糖質ゼロ食品がごく普通のスーパーマーケットや「デパ地下」に並ぶようになりました。まだ、少数ではありますが、糖質制限メニューを提供するレストランもでてきています。(東急ホテル系列の高級ホテル パンパシフィック横浜ベイホテルのレストランに糖質制限メニューが登場したのは象徴的な出来事だと思います)
糖質制限(低炭水化物)食を実践しやすい環境が徐々に整いつつあります。

これまで低脂肪・低カロリー・高炭水化物一辺倒であったアメリカ糖尿病学会のガイドラインが2002年に改訂され、「従来のカロリー制限食、糖質制限(低炭水化物)食、地中海式ダイエットの3種の食事療法は同等の有効性がある」と明記されました。以来、糖尿病の食事療法の流れは確実に糖質制限の方向に動き出しました。ヨーロッパにもこの流れは波及し、やや遅れて日本にも波及しつつあると言えるでしょう。

こうした流れを受けて、最近は、糖質制限が週刊誌、テレビなどのマスコミや健康雑誌に取り上げられる機会も増え、それを契機として糖質制限に興味を持つ患者さんも増えています。これ自体は悪いことではないのですが、同時に、民間療法的な偏った糖質制限が行われる危険性もはらんでいます。

こういう時期だからこそ、我々糖尿病治療に携わる医師は、目先の血糖や体重を下げるだけでなく、長期的に見て、本当に健康長寿に役立つ糖質制限(低炭水化物)食を普及させていかなければならないと思います。

2012.05.02更新

プラセンタ注射の効果 その1:更年期障害の緩和

女性の閉経前後の約10年間を更年期と呼びます。この時期に、日常生活に支障をきたすような種々の不快な症状が現れてきた場合を更年期障害と呼びます。具体的な症状としては、顔や上半身のほてり、のぼせ、発汗、不眠や抑うつ、イライラ、肩こり、頭痛、腰痛、関節痛、手足のしびれなどが見られます。

更年期障害は、卵巣からの女性ホルモン(エストロゲン)の分泌の減少に精神的、環境的な要因も加わって、自律神経に失調をきたすことでひきおこされます。
プラセンタはホルモンを調整する内分泌調整作用や、自律神経のバランスを調整する自律神経調節作用を持っているため、更年期障害の症状緩和に有効です。
基本的には皮下注射や筋肉注射を行いますが、効果が不十分な場合にはツボ注射も行います。
また、プラセンタの内服剤には注射薬ほどの即効性はありませんが、継続的に摂取することにより、更年期障害の緩和効果が期待できます。

更年期障害の治療にプラセンタを用いる場合には、健康保険が適用されることがありますのでご相談ください。


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