院長ブログ

2013.02.18

プラセンタ療法のヒント

プラセンタの研究は、ロシアの眼科医フィラトフ博士の報告以後、世界中で進められました。
特に内服薬に関しては、戦時中から戦後にかけて、京都大学医学部産婦人科の三林隆吉教授を中心に精力的な研究が行われ、「ビタエックス」が開発されました。
そのヒントになったのが、戦時中の妊婦さんと生れてくる赤ちゃんです。

戦時中は食糧事情が非常に悪くなっており、当然妊婦さんの栄養状態も劣悪でした。
それにもかかわらず、生れてくる赤ちゃんは食糧事情が良い時と同じように、しっかり発育して生まれてきます。
このことから、後産で出てくる胎盤(プラセンタ)に様々な働きがあることがわかりました。

現在の プラセンタの内服薬にはこの時の研究成果が生かされているのです。

投稿者: 小早川医院


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