院長ブログ

2012.11.06

認知症の薬物療法

脳の細胞が壊れることによって直接起こる症状が記憶障害、見当識障害、理解力・判断力の低下、実行機能の低下など中核症状と呼ばれるもので、周囲で起こっている現実を正しく認識できなくなります。
本人がもともと持っている性格、環境、人間関係などさまざまな要因が絡み合って、うつ状態や妄想といった精神症状や、日常生活への適応を困難にする行動上の問題(BPSD)が起こってきます。これらを周辺症状と呼びます。

中核症状の進行を遅らせる効果のある薬剤は2010年までは1種類だけでしたが、2011年より3種類のお薬が発売され、治療の選択肢が格段に増えました。
周辺症状を改善するために、向精神薬や睡眠薬、安定剤、漢方薬などが使用されることもあります。

まだ認知症の特効薬と言えるものはありませんが、これらの薬剤を適切に組み合わせて治療することにより、かなり効果が期待できるようになってきています。
但し、治療は軽症のうちに始めるほど効果が大きいので、早期発見早期治療が大切です。

また、動脈硬化は認知症を悪化させるので高血圧、糖尿病、脂質異常症をしっかりと治療することも重要です。

認知症に対するワクチン療法も現在開発されつつあります。

投稿者: 小早川医院


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