スタッフブログ

2014.02.06

ローカーボ食研究会に行ってきました。

こんにちは、管理栄養士の坂井ですhappy01

先日2月2日(日)に日本ローカーボ食研究会の第4回学術集会に院長、南と共に参加いたしました。

去年より多くの方が参加され、だんだんと糖質制限が浸透してきているようにも思えます。

とは言っても、糖質制限の栄養指導をしてる病院はまだまだ少なく、これからも正しい知識を学んで広めていきたいと思っております。

そして、課題になったことは「美容意識の高い女性にいかに脂質を摂らせるか。」これは、今の20~30代の女性ですと、現在はオリーブオイルは健康オイルとして浸透してきているため、むしろ積極的に摂取していると思われます。
そして、その背景にイタリアやスペインのような居酒屋やレストランが増えています。
オリーブオイルやアンチョビがたっぷりのバーニャカウダやオリーブオイルでマッシュルームやエビを煮るアヒージョ、オリーブオイルとビネガーなどで味付けしたカルパッチョなどが簡単に食べられるようになりました。
油を摂る事に抵抗がなくなってきているのはいいのですが、イタリア料理では炭水化物の多いピザやパスタ、パンなども食べてしまいがちです。炭水化物を重ねて食べないように注意が必要なのです。

そして、もうひとつ課題があります。それは「高齢者にいかに油を摂取させるか」です。加齢とともに柔らかい食事を摂りたいけど、どうしてもごはんやイモ類などの糖質の多い食材を食べてしまいがちですよね。先ほどの若い女性のようなイタリアンやスペイン料理などを勧めると胃もたれを起こします。(食べられる方は大丈夫ですが。)
大抵の高齢者は和食のようなほっとする味を望んでいますよね。
そこである食材を思いつきました。「厚揚げ」です。
煮物にもできますし、中に切り目を入れて味噌をぬって焼いたりと色々アレンジのきく食材でもあります。お値段もそんなに高くありませんし、なにより普通の豆腐よりかなりお腹がふくれます。一度ためしてください。

あとは調理法。ハンバーグなどはひき肉を使って作りますよね。ハンバーグを食べろと言われてもギトギトして胃もたれしがちです。
ですが、牛や豚の割合を変えたり、つなぎに水切りした豆腐を入れればとてもやわらかくやさしい味のハンバーグができあがります。高齢者の方に若者と同じステーキやハンバーグを食べろというのはとても辛いと思うので、このように食材自体に油を含む食材を使ったり、ちょっとだけ調理法を工夫するだけでも大分と変わります。

これからも簡単でなるべく安く、脂質の補えるレシピを考えて皆様に提供していきたいと思います。

投稿者: 小早川医院


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