2014.06.18
アイスクリームの糖質量調べてみました!
こんにちは管理栄養士の坂井です。
6月ですが、じめじめして暑い日が続いておりますね。そんな日はついつい冷たいアイスクリームに手が伸びてしまいがちです。
しかし、糖尿病で治療中の方は暑いからと言って毎日食べたりすると、夏の間に血糖値が悪化してしまう傾向にあるので気をつけたいところですね。
糖質制限をしている方は、アイスクリームに含まれる糖質量も気になるところですね。
そこで今回は、アイスクリームの種類による糖質量の違いを調べてみました。
アイスクリームは乳固形分、乳脂肪分の%によって呼び方が違ってきます。
まず、種類としてアイスクリーム、アイスミルク、ラクトアイス、氷菓があります。
・アイスクリーム・・・乳固形分と乳脂肪分が最も多く含まれているので、風味がよく栄養的にも優れている。
・アイスミルク・・・乳固形分と乳脂肪分はアイスクリームに比べて少ないが、牛乳と同じくらいの栄養分を含む。また、植物性脂肪 が配合されていることもある。
・ラクトアイス・・・乳固形分はさらに少なく、植物性脂肪が多く使われている。
・氷菓・・・ラクトアイスよりさらに乳固形分が少ないかまたは入っていないもの。
言いかえると、「アイスクリーム類」は脂質やたんぱく質、Caなど栄養価の高いものが多いので炭水化物は他と比べて割と低いと思われます。(例外もありますが。)
逆に、氷菓はブドウ糖などの甘い液体で固められているものが多いのでほぼ炭水化物でできていると言ってもいいでしょう。(人工甘味料が使われていれば話は別ですが。)
しかし、最近のアイスクリームはさらにチョコレートなどで加工してあるので「アイスクリーム」だからと言って糖質が低いものでもないようです。
そこで、各メーカーのカロリーと炭水化物を比較してみました。
内容量に違いがあるので正式なランキングとは言えませんが、比較的アイスミルクやラクトアイスが上位にありますね。その中でも、内容量以外で見ると、チョコがコーティングされていたり求肥が使われていたりするものは炭水化物が高めです。
しかし、カップアイスやモナカ、小分けにできるアイスは量を決めて食べれば表示された炭水化物より少なく抑える事ができるのでそう考えればどの種類のアイスもストレスなく食べる事ができますね♪
逆に糖質の一番低い氷菓はスティックアイスで口当たりもいいのでたくさん食べてしまわないように気をつけたいところです。(一日に何本も食べないように!!)
コーンタイプのアイスも小分けが難しく、全部食べてしまうので、結局種類に関係なくチョコや甘いフルーツコーティングされているものが比較的糖質を多く摂取してしまうことになります。
これから暑くなりますが、アイスは種類や量を工夫して食べれば、糖質制限をしている方でも楽しむことができます。くれぐれも食べすぎに気を付けて暑い夏を乗り切りましょう!
最後までお読みいただきありがとうございます!
当院では、糖質制限食を用いた診療を行っています。
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