2014.01.28更新
健康的な食事の値段
こんにちは 管理栄養士の南です。
本日の話題は、タイトル通り「健康的な食事の値段」についてです。
体に良い食品は高価であるという印象を持ち、断念をしてしまうケースが少なくないのではないでしょうか
でも、本当に手が出ないほど高価なものなのでしょうか。
もしかしたら、これから先の医療費に比べたら大したことないのかも??
そこで・・・本日のお題
「英医師会オンライン医学誌」で紹介された
≪人々が毎日何を食べ食事にいくらを費やしているか≫
を科学的に調査した記事を取り上げてみたいと思います。
米国・カナダ・日本・フランス・オランダ・スペイン
スウェーデン・ニュージーランド・ブラジル・南アフリカ
10カ国の調査を研究解析。
現在の食事を健康的な食事に変えると、いくら上乗せになるか調べた結果
「毎日の食費は1人当たり約1.5ドル(150円)ほど高くなる」
という結果が発表されました。
(ハーバード公衆衛生大学院のマユリーラオ氏らの調査結果からの抜粋)
健康的な食事として勧められる食品としては
・地域の食料品売り場で新鮮な野菜や果物を買う
・全粒粉や精白されていない米などを食べると、ビタミン・ミネラル・食物繊維
を多く摂れる
・ミルクなどの乳製品は低脂肪や無脂肪のものを選ぶ
・ベーコンやソーセージなどの加工肉は脂肪分が多いので避ける
・大豆やジャガイモ・ホウレンソウなど植物性たんぱく質の豊富な食品
を取り入れる
・魚には心臓病リスクを低減するオメガ3脂肪酸が豊富に含まれるので
積極的に摂る
・牛脂や豚脂(ラード)など動物性油の代わりにヒマワリ油・コーン油・大豆油
など植物油を選ぶ
・なるべく加工度の低い食品を選び野菜や果物は丸ごと食べる
・さまざまな食品を食べることで栄養バランスが改善する
という基準で食品を選定したようです。
私たちの体は、食べてものでできている・・・何かのCMでもやってましたよね。
3か月間 「食」 を変えると、私達の体は変わってくると言われています。
食の選択肢が増えた今、自分にできることは 「なるべく正しく選ぶ」
今より、ちょっとだけ体に良いものを選んでみませんか?
将来の医療費を考えたら「1日+150円の食事」はお得なような気がしませんか
そして、多くの人が買い求めるようになったことで製造や流通の改革が進み、食料品のコストを下げられたら嬉しいと思っています。
税制改革の際「健康に良い食料品の税率は低く!」でよろしくお願いします
2014.01.21更新
糖尿病・メタボのための糖質制限レシピNo.15…アボカドディップ
こんにちは。管理栄養士 南です。
画像を取り入れたブログアップに、アップアップ
↑ 昭和の香りのダジャレお許しください
遅くなりましたが「えいようだより 1月号」です。
おつまみに、おすすめ
クラッカーにつけても美味しいんですが、糖質制限レシピなので是非
野菜でお楽しみください。
コレステロール、尿酸値コントロールにも効果が期待できるレシピですよ!
アボガドは食べごろを見極めるのがポイントです。
艶のある黒色で手に触って少し柔らかさを感じるくらいが美味しいと思います。
先日患者様から「アボガドの種を水につけて、割れ目が出てきたら土に埋めると発芽するわよ~」と教えて頂きました。
芽が出てくるのは暖かくなるころかな楽しみです~
2014.01.17更新
お手軽!コンビニで糖質制限!
こんにちは管理栄養士の坂井です。
最近「糖質制限」という言葉もずいぶんと浸透してきたのではないかと思っております。
と言いますのも、なんとコンビニのローソンで低糖質なパンが販売されております!
当院でもふすまを使ったパン屋さんの紹介などをしておりましたが、値段が高かったり(材料費が高いので仕方がありませんが)、その場所まで行けなかったり・・・。
まだ、ふすまのパンを試してない方、お近くにふすまパンのお店がない方、試してみたかったけれど値段に抵抗のある方、ぜひぜひお近くのローソンでお試しください。
上:ブランパン 左:ブランのしっとりメロンパン 右:ほろにがショコラブラン
小さめサイズなので試しやすいですし、低糖質なおやつにもぴったり。
今回は「ブランのしっとりメロンパン」の栄養価を検証します。
大きさは女性のてのひらサイズです。約50g
ブランのしっとりメロンパン栄養価
1個(50g)の糖質量が16.4g
ちなみに普通のメロンパン1個あたり100gぐらいですが、栄養価は・・・・。
普通のメロンパン約100g 半分の量(50g)
エネルギー 391kcal 196kcal
たんぱく質 8.1g 4.1g
脂質 13.4g 6.7g
炭水化物(糖質) 59.6g 29.8g
という結果になりました。
ふすまぱんのほうが安心して食べられますね♪
それに、ふすまのおかげで小さいサイズながらも結構お腹が満たされます。
ふすまは苦手ーという方でも「ブランのしっとりメロンパン」や「ほろにがショコラブランパン」は甘さがあるので初心者の方でも食べやすくなっております。
ぜひお試しください
2014.01.09更新
糖質制限; お餅とごはんどちらが有利?
こんにちは、管理栄養士の坂井です。
みなさんはお正月はいかがでしたか?親戚などが集まってついつい食べ過ぎてしまった!なんて話をよくお聞きします。
糖尿病の人にとっては、お正月は特別血糖値が上がりやすい時期なのです。もちろんごちそうがたくさん並ぶのでつい食べ過ぎて・・・。というのもあるのですが、
お正月によく食べられる「お餅」これって血糖値が上がりやすいってご存知でしたか?
白いご飯150gの糖質量が55.3gに対し、餅30gで糖質量が14.9g。これでは比較にならないので30gのお餅5個(150g)で糖質量として74.5gにもなります。
もちろん、お餅5個なんて食べられないわ~!なんて方もいらっしゃいます。しかし、お餅は焼いてそのまま食べることもできますが、きなこだったり、あんこだったり、砂糖醤油などに付けてたべたらあっという間に糖質量は上がります!!
しかもやわらかくて消化吸収がいいので白いご飯よりも血糖値が上がりやすいといわれております。
ですので、血糖値が高めな方は食べ過ぎないよう、トッピングなどを気にかけてくださいね。
だからと言って、餅より白いご飯がいいとは言ったものの後者も食べ過ぎると同じことなので適量を心がけましょう。
また、当院の栄養指導では糖尿病の患者様が普段どれぐらいのお茶碗でお食事をされているのか、3種類のお茶碗を用意し、実際ご自宅でどれくらいの量を食べているかお伺いして指導の参考にさせてもらっています。意外に食べてる量が多かったり、丼ものってこんなにごはん入ってるんだ!と、目で見て理解することができます。カレーや丼ものでついつい器の大きさと同じくらいご飯を盛ってしまいがちなので、小さめお茶碗できちんと計量してからご飯を盛る癖をつけておくのも一つの手です。上手に糖質制限し、ストレスのないよう楽しく糖質制限していきましょう。
当院では糖質制限食を用いた診療を行っていますので、お気軽にご相談下さい!
2014.01.06更新
本年もよろしくお願いいたします
新年のご挨拶が遅れて申し訳ありません。
管理栄養士の南です。
皆様、お正月を満喫されたでしょうか?
私は、久しぶりに名古屋でのお正月を迎え、まぶしい太陽に感動しておりました。
と言うのも、ここ19年は石川県金沢市でお正月を迎えていたんです。
ご存じの方もいらっしゃると思いますが、北陸地方の冬は日照時間が少なく、この時期は雪かきが日課と言う日が多くなってきます。
モグラさんのような生活だったので、お日様のありがたさを今年は改めて感じる新年となりました。
お正月の過ごし方で思い出深いのが、熱田神宮のご奉仕(巫女さん)だった私。
懐かしさもあり、主人と子供に声をかけ熱田神宮に初詣に出かけました。
ご奉仕の経験上、空いている時間を狙うのがポイント
(知りたい方は、一度栄養相談室を覗いてみて)
お参りもおみくじも、お守り選びも余裕を持ってする事ができましたよ~
健康面からの課題としては、お正月太りをおっしゃる方が多いのがこの時期。
お鍋が健康的だと言うのに、なぜ体重が増えるという方はいらっしゃいませんか?
という訳で、本日は「私の食べてるお鍋は太りやすい?痩せられる?」チェック~~
YES NO で答えてくださいね
① スープに味が付いている
② ヘルシーなので、スープも含めて何杯もおかわりする
③ 最後のシメには、雑炊かうどん(ラーメン)を入れる
④ すき焼きの時は、エネルギーの低い、しらたきや麩を食べるようにしている
以上です。みなさんの答えはどうでしたか?
YESが多かった方は、太りやすいお鍋の食べ方・・・の可能性が高くなってきます。
と言うのも
①→スープのエネルギーが意外に高い場合が多い。鍋のもとを利用される方は、
表示を見てみて。
種類によって随分カロリーが違っているのに気がつきます。
できれば、ポン酢などつけだれバージョンにすると、いいですよ。
②→大皿料理にありがち。自分がどれだけ食べているかが分からなくなってしまう
パターンです。バイキングや立食パーティーもそうですね。目安量を決めて
おきましょう。
③→美味しいだしは、食べなきゃ勿体ない!ですが、炭水化物が多くなりやすく
尿酸値の高い方は流れ出たプリン体を摂って尿酸値が上がりやすくなって
しまいます。我が家では、翌日に生クリームと野菜を入れて、和風ポタージュ
にしていただくことが多いです。
④→しらたきや麩は自身のエネルギーは低いのですが、砂糖や肉の脂を
しっかりと吸い込んでいて危険。
鍋の時は、酢の物や野菜スティック、冷ややっこなど手のかかりにくく、食べても安心な一皿を別に用意するのが食べすぎ予防のコツかもしれませんね。
そして、お正月に体重は増えてしまった方は運動運動
夏に比べて、同じ運動量でもエネルギー消費が大きいといわれている冬。
一緒に頑張りましょう~
(って事は、あなたも太ったの???と言う突っ込みの方!栄養相談でお待ちしてます)
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