院長ブログ

2020.04.28更新

体内時計の乱れに注意!

世界的に感染者数と死亡者数が増加の一途をたどる新型コロナウイルス感染症。

政府や地方自治体などによる外出自粛・休業要請とそれに伴う日常生活や就業形態の変化による体内時計(概日リズム)の乱れ→自律神経の不安定化が懸念されます。

体内時計の乱れ・新型コロナウイルスに対する恐怖心や不安感はうつや不安障害などの精神疾患の発症リスクを高めるだけでなく、高血圧、糖尿病、肥満、がんなどの患者さんでは病状の悪化にも繋がります。

こうしたことを防ぐため、日本うつ病学会が体内時計(概日リズム)を乱さないための自己管理術を「11カ条」としてまとめました。

1.毎日のルーチンワークを設定する:毎日必ず行なう日課を決める。

2.毎日同じ時刻に起床する。

3.毎日、一定時間を屋外で過ごす:「3密」を避けたうえで、なるべく午前中を中心に屋外で日光を浴びて体内時計の時刻合わせをする。

4.外出が困難なら、窓際で日光浴をする:外出できない日は少なくとも2時間は窓際で過ごす。

5.毎日行なう活動は時間を決める:在宅での学習や仕事、ビデオ会議、料理などの家事全般など毎日行なう活動は毎日同じ時間に行なう。

6.毎日運動をする:毎日同じ時間帯に運動する。

7.毎日の食事時間を一定にする:毎日同じ時間に食事をする。

8.人との交流を図る:電話やビデオ通話などを介してリアルタイムに考えや気持ちを分かち合う機会を持つ。LINEでも良い。なるべく毎日同じ時間に。

9.昼寝は避ける:日中の昼寝は避ける。必要な場合でも30分以内にする。

10.夜間を明るい光は避ける

11.起床・就寝時刻を決める:毎日同じ時間に起床・就寝する

 

これらの11カ条を守って自律神経を安定させ、心身ともに健全な状態でこの「コロナ危機」を乗り切りましょう。

2020.04.09更新

新型コロナウイルス感染症感染予防について

新型コロナウイルスの世界的な感染拡大はとどまるところを知らず、4月7日にはわが国でもついに緊急事態宣言が出されました。現状を見ると、コロナウイルスとの戦いは年単位の長期戦になりそうですね。
マスクや「3密を避ける」というような感染予防策だけではこの長期戦を乗り切ることは困難です。やはり、以前のブログでご提案した「免疫力を高める」ということに注目が集まっています。
先日発売されたサンデー毎日に「ビタミンC, ビタミンD, ミネラルが免疫力を高める」というタイムリーな記事が掲載されていましたのでその要旨をご紹介します。

~~ビタミンC~~
・南米のチリで実施された研究の結果、ビタミンCは解熱剤や風邪薬よりも風邪症状の軽減に効果があることがわかった。新型コロナウイルスは風邪を引き起こすコロナウイルスの亜型なので、ビタミンCには新型コロナウイルスの感染予防効果や重症化予防効果も期待できる。
・中国の上海や米国のニューヨーク州の病院では、重症の新型コロナウイルス感染症の患者さんに大量のビタミンCを点滴して良好な治療成績が得られている。
・中国の武漢や西安の大学病院で、新型コロナウイルスによる肺炎に対するビタミンC点滴の効果を検証する臨床試験がすでに開始され、今年9月には結果が出る予定である。

~~ビタミンD~~
・米国のエール大学で、血液中のビタミンD濃度が高い人(38ng/ml以上)と低い人(38ng/ml未満)のウイルスによる呼吸器感染症の頻度を調べたところ、低い人は高い人に比べて30倍も罹患頻度が高かった。
・米国の著名な感染症専門家もビタミンDが新型コロナウイルスの感染リスクを減らす可能性があるとの見解を示しており、臨床試験の必要性を指摘している。

新型コロナウイルスに対するワクチンや治療薬がない現在、ビタミンC, ビタミンDに対する期待が高まっていることがうかがわれますね。
今後も新型コロナウイルスに関する最新の情報を発信してゆきますので、ご期待ください。

2018.08.22更新

認知症の治療が必要かもと思う方はお読みください

今回のブログでは認知症治療についてお伝えしていきます!
認知症は早期発見・早期治療が重要です。
自分または周りの人が「もしかして認知症かもしれない、、、」と思うことがあればぜひお読みください!

■認知症とは■

老化による「もの忘れ」と「認知症」は異なります

歳を重ねるにつれて、人の名前が出て来なくなったり、もの覚えが悪くなったりします。このような「もの忘れ」は脳の老化によって引き起こされます。一方で、認知症は「老化によるもの忘れ」とは異なります。認知症は、病気によって脳の神経細胞が破壊されることによって起こります。そして、認知症が進行してしまうと、判断する力や理解する力がなくなり、日常生活や社会生活に支障が出てきてしまいます。したがって認知症の早期発見・早期治療は長く健康的に暮らすうえで重要です。

■認知症の種類■
● アルツハイマー型認知症
病気によって神経細胞が壊され、脳がだんだんと萎縮する病気です。初期症状として「もの忘れ」があります。加齢に伴う認知症は出来事の一部だけを忘れてしまいますが、アルツハイマーによる認知症は出来事を丸々忘れてしまいます。

● レビー小体型認知症
記憶障害以外に、幻視、パーキンソン症状(手足がふるえる、動きが遅くなる、バランスを崩しやすくなる)が現われやすく、日によって頭がはっきりしていたりぼーっとしていたりと変動が大きいのが特徴です。初期に妄想や幻覚、抑うつなどといった精神的な症状が出てくることもあります。パーキンソン症状が初発症状であることもあります。

● 前頭側頭葉変性症(ピック病)
反社会的な行動(盗癖や無銭飲食など)を特徴とする認知症です。これらの異常行動により介護者の負担は大きくなります。しかし、記憶は保たれるため認知症と診断されていない場合が多くあります。異常行動の他にも尿失禁、便失禁、放尿、過食や性的逸脱、などもみられます。

● 脳血管性認知症
 脳血管障害(脳梗塞、脳出血)によって2次的に発症する認知症です。記憶力の低下よりも、自発性・意欲の低下が目立ち、尿失禁や感情失禁が特徴的です。

● その他(脳腫瘍、脳炎、慢性硬膜下血腫、正常圧水頭症、甲状腺機能低下症などによるもの)
この中には手術や治療で治癒が期待できるものも多いです。早期の治療が重要です。

当院の認知症治療についてはこちらをご覧ください

■認知症治療の種類■
○ 薬物療法
認知機能改善薬は中核症状の進行を抑制し、比較的軽度な状態を長く保つことができるとされています。症状の進行を遅らせることで認知症の方がご本人らしく生きることのできる時間を長くし、ご家族・介護者の負担を軽減することにもつながります。
易怒性、徘徊、介護抵抗、不潔行為などの周辺症状は中核症状以上に介護者を苦しめます。抗不安薬、抗うつ薬、抗精神病薬などを適正量用いることで、これらの周辺症状をコントロールし、介護者の負担を軽減することが可能です。

○ 非薬物療法
■ 芸術療法
絵やオブジェなどの作品を楽しみながら作品を作ることで脳を活性化させ、認知症の予防・改善に効果が期待できます。
当院では芸術療法を実施しています。

芸術療法に関してはこちらをご覧ください

○ コウノメソッド
認知症の治療で最大の問題は介護者の疲弊です。従来から行われている、中核症状(記憶障害や判断力の低下など)のみを重視する治療法では介護者の負担を減らすことはできません。そうなってしまうと、介護者が燃え尽きてしまい、治療や介護が続けることができなくなってしまうことがあります。コウノメソッドでは、介護者の負担となる周辺症状(暴力、興奮、抑うつ、幻視など)をまずは抑えて、その後に中核症状の治療をしていきます。

■認知症早期発見のポイント■
もしかして認知症かもと思った方は以下のチェックリストを参考にしてみてください。認知症の初期の症状として、以下のような変化が見られることがあります。

・以前と性格が変わった
・人との接触を避けるようになった
・言葉が出て来ないことが多い
・しっかりしているかと思うとぼっとしているなど意識に波がある
・約束を守らないことが多くなった
・料理が下手になったり、品数が減った
・嗅覚の異常がある
・立ちくらみなどがある
・幻視が見られる
・歩行障害が増えてきた
・もの忘れがひどくなった

このような症状のある方は医療機関を受診し、診察や検査を受けましょう。

■当院の認知症治療■
認知症の早期発見・早期治療により認知症の進行を遅らせたり、症状を改善したり、精神的にも落ち着いて過ごすことが可能です。
当院の認知症治療についてはこちらをご覧ください

 

2017.01.20更新

ホームページをリニューアルいたしました!

よろしくお願いいたします。

2016.07.27更新

サプリメントによる腸内細菌叢の多様性の改善効果

今日の話題は昨日に続いて腸内細菌叢に関するものです。

今年6月に開催された日本抗加齢医学会において、ヘルシーパス社のビフィズス菌2種配合サプリメント「ビフィズス菌W(乳フリー)」を健康成人に摂取させた際の腸内細菌叢、血液検査データ、血管内皮機能の変化に関する研究発表がありました。

腸内細菌叢の検討では、アレルギー症状のある人はない人に比べて腸内細菌叢の多様性が低いことが明らかになりました。そして、もともと多様性の低い人がこのビフィズス菌サプリメントを摂取すると、多様性が上昇することがわかりました。

血液検査では、サプリメントの摂取後、炎症マーカー(高感度CRP)が有意に低下し、ビフィズス菌の抗炎症作用が裏付けられました。
糖尿病のコントロールの指標であるHbA1cについては有意な変化は見られませんでした。

また、血管内皮機能もサプリメントの摂取後改善傾向でした。

このような結果から、ヘルシーパス社のビフィズス菌2種配合サプリメントは、腸内細菌叢の多様性を改善させることで、花粉症などのアレルギー性疾患や動脈硬化性疾患の予防・治療に役立つことが期待されます。

2016.07.26更新

腸内細菌叢と病気との関係

以前から病気と腸内細菌の関連性が指摘されていましたが、最近、腸内細菌のDNAの塩基配列を自動的に解析できる装置:「次世代シーケンサー」が開発されたことにより、腸内細菌叢と病気との関係が次々と明らかになってきました。

腸内細菌叢の異常が関与していると考えられている疾患には次のようなものがあります;
大腸癌, 炎症性腸疾患(潰瘍性大腸炎・クローン病など), 過敏性腸症候群(IBS), 抗生剤による下痢, 肝臓疾患(ASH,NASH), 肥満, 2型糖尿病, アレルギー疾患, 自閉症などの精神疾患, 多発性硬化症

腸内細菌叢は食事、抗生物質の投与, 下痢や便秘, 感染そしてストレスなどによって大きな影響を受けます。これらの因子が「腸内細菌叢の多様性」を低下させるのです。

当院でお勧めしている乳酸菌・ビフィズス菌のサプリメントはこのような腸内細菌叢の多様性を回復するのに役立ちます!

2016.06.28更新

プラセンタで梅雨を乗り切りましょう!

どんよりとした梅雨空が続いていますね。何となく体がだるい、疲れやすいと感じている方が多いのではないでしょうか?
その原因は、梅雨の時期の低気圧です。低気圧が自律神経のバランスを崩し、血行を悪くしているのです。
そんな症状で悩まれている方にはプラセンタ注射やプラセンタサプリメントがお勧めです!

プラセンタは自律神経を調節する作用があるので、梅雨時のだるさを抑え、活力を与えてくれます。
興味のある方はお気軽に院長やスタッフにご相談ください。

2016.06.26更新

全世界の糖尿病人口が35年間で4倍に急増!

世界保健機構(WHO)の主導で実施された全世界規模の疫学調査によって、世界の糖尿病人口は1980年から2014年の35年間で、1億800万人から4億2200万人と約4倍に増加したことが明らかになりました。日本の糖尿病人口はこの期間に470万人から1080万人と2倍以上に増加しましたが、全世界の糖尿病人口に対する比率では4.4%(5位)から2.6%(7位)に低下しました。

2014年時点での糖尿病人口のトップ5は中国、インド、米国、ブラジル、インドネシアで、全世界の糖尿病患者の約50%がこれら5か国に住んでいるということになります。

糖尿病人口の増加速度は高所得国よりも低~中所得国で大きくなる傾向が明らかでした。所得の低い国では交通機関も不便で家事の負担を軽減する家電製品も普及していないので、高所得国よりも運動量は増えるはずですが、それ以上に最も安価に手に入る栄養素である糖質(炭水化物)の消費量(特にジャンクフードやファストフードに由来するもの)が多くなっているのではないかと推測され、これが糖尿病の発症率の急上昇につながっているのではないでしょうか?

子供のころから肥満・糖尿病になりにくい食習慣を身につけさせるための「食育」が今後いっそう重要性を増してくるでしょう。医学と栄養学がタッグを組んで糖尿病の予防に取り組む必要があります。その際に、「糖質の摂取量をコントロールする」という糖質制限の原理が大きな役割を果たすでしょう。

2016.06.24更新

認知症治療薬の投与量の適正化に大きな一歩!

去る6月1日、厚生労働省は国保中央会と社保支払基金に対し、認知症治療薬の投与量に関して重要な事務連絡を行いました。
その内容は、添付文書に定められているよりも少ない用量で認知症治療薬が投与されたからという理由で、画一的に査定(保険点数の請求を認めないこと)を行うのではなく、レセプト(診療報酬の請求書)に記載されている少量投与の理由も検討した上で、個々の事例を医学的に判断して審査することを求めるものでした。

これによって、認知症治療薬の投与量を主治医の裁量で自由に決められるようになったわけではありませんが、合理的な説明さえつければ低用量の処方が認められるということであり、投与量の適正化に向けての大きな一歩といえるでしょう。抗認知症薬の副作用で苦しんでいる方が非常に多い現実を考えると、認知症の患者さんやその介護者にとっては大きな福音ですね。

昨年秋に結成された「抗認知症薬の適量処方を実現する会」(代表:長尾和宏先生)による政治家への積極的な働きかけが早くも功を奏しているようです。今後、この会がさらに大きな影響力を持つようになり、それが認知症ののよりよい治療につながることを期待したいと思います。

2016.06.05更新

『健康に良い』オメガ3脂肪酸の落とし穴

えごま油や亜麻仁油に多く含まれるαリノレン酸や魚油に多く含まれるEPA,DHAなどのオメガ3脂肪酸は、悪玉コレステロールを下げて動脈硬化を予防することがわかっており、最近『健康に良い脂肪酸』として注目されています。当院でも糖尿病やメタボで糖質制限をされている方の栄養指導で、良質の脂質としてえごま油、亜麻仁油、魚油をお勧めしています。糖質制限食では糖質を減らす代わりに脂質の摂取を増やす必要があるので、摂取する脂質の質は非常に重要なのです。

但しここで一つ注意しなければならないポイントがあります。それは、これらのオメガ3脂肪酸は常温~高温では非常に酸化されやすいということです。

オメガ3脂肪酸は酸化されると毒性の強い過酸化脂質になります。大部分は消化管で分解されて毒性が弱められますが、数%は体内に吸収され細胞の機能異常を引き起こすことがわかっています。それが動脈硬化や認知症につながると考えられています。

えごま油、亜麻仁油、魚油などのオメガ3脂肪酸を多く含む油を保存する際には、密封して冷蔵保存する必要があります。そして加熱用の使用は避けなければいけません。

糖質制限食について詳しくはこちらをご覧ください


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