2015.07.08更新
糖質制限食研究会の定期勉強会に参加してきました。
こんにちは
管理栄養士の飯塚です。
江口さんからも報告がありましたように、先日糖質制限食研究会の勉強会に出席してきました。
症例検討会のほかにも、海外で行われた糖尿病の治療に関する大規模な研究を比較、分析した結果を村本先生は細小血管障害(腎症、神経障害、網膜症などの障害)に対して、灰本先生は大血管障害(脳卒中、心筋梗塞などの障害)に対してどのような知見が見えてきたかを講義して下さいました。
今までの糖尿病治療では血糖値を上げ過ぎない事、HbA1cを基準値に少しでも近づける事が目標で、その為に薬を使ってでも血糖値を下げる事が重要と考えられ治療が行われていたように感じます。
今回の講義ではHbA1cを6.5まで急激に下げるような強化療法を行うと、腎症にわずかな利益は見られても、それ以上に重症の低血糖を起こすリスクが上がり、総死亡率は減るどころか変わらないか逆に増えると言う傾向が見られました。
重症な低血糖を1回でも起こせば心筋梗塞死や認知症のリスクは2倍になります。
低血糖を起こさずに血糖をコントロールすることがとても重要な事なのだと改めて意識しました。
難しい内容でうまく説明できているかはわかりませんが、今回もとても勉強になりました。
2015.07.06更新
糖質制限食研究会の定例勉強会へ
こんにちは。
管理栄養士の江口です。
先日当医院も所属している糖質制限食研究会へ出席してまいりました。
この研究会では医師、薬剤師、管理栄養士など様々な分野の方々が集まり
ワークショップ形式の意見交換や、発表などを行っています。
下の写真はその場面の一つですが、、、、
ある患者さんの症例を皆でどういう方針で治療をして行くべきかをグループで話し合い
それを発表するという症例検討会です。
皆さんそれぞれの意見があり、患者さんの社会的、心理的な背景もふまえて考えなければ
ならない事を学ぶ事ができました。
「従わないと悪くなりますよ」だけでは患者さんの行動変容につながりません。
いかにうまく食事と薬と医師の方針と付き合えるか、そして患者さんの気持ちを無視せずに
治療方針を決めていく事が大切だと考えさられた症例でした。
こういった経験は私達管理栄養士にとって本当に素晴らしい経験になります。
なかなか、ほかの施設の栄養士さんとお話をして議論するという機会はそうそう
あるものでもありません。
院長を始め糖質制限食研究会の定例勉強会を開いてくださる先生方に感謝しております。
簡単ですがご報告とさせていただきますね。
2015.06.13更新
えいようだより6月号発行します
皆さん
こんにちは。管理栄養士の江口です。
久々の更新になってしましました。。。。。。
さて、今回はありふれたメニューですが甘い調味料も
工夫次第でとりいれていただける1品をご紹介しています。
ぜひ今回のメニューを見られたら、、、、、、
お好みソース専用の容器を1本!
購入してみてはいかがでしょうか?
これからの季節に嬉しい鉄板焼きメニューです!
2015.05.20更新
えいようだより5月号発行します
こんにちは
小早川医院 管理栄養士 飯塚です
梅雨を通り越して夏のように暑い日が続いていますが、皆様いかがお過ごしですか?
熱中症など起こさないよう気をつけてくださいね。
最近患者様とお話ししていて、アボカドはどうやって食べればいいの?と聞かれる事がありました。
アボカドは主にメキシコで通年収穫されていて、スーパーなどでも見かける事が多いです。
糖質が少なく、森のバターと言われるほど良質な脂質を含んでいます。
糖質制限を行うのにオススメな食材です。
今回は旬のアスパラガスとアボカドを一緒にサラダで食べるレシピです。
参考になさってください。
そんなわけで、えいようだより5月号を発行いたします。
2015.04.23更新
糖尿病治療をサポートする糖質オフなお菓子
こんにちは
小早川医院 管理栄養士 飯塚です
雨が続いていましたが、今週は晴れて気持ち良く過ごせそうですね
皆様はいかがお過ごしでしょうか?
糖尿病やメタボで糖質制限をしているけれど、やっぱり甘いもの
食べたい!でも糖質が気になる・・・そんな方に今回は糖質オフな
お菓子を紹介したいと思います。
コンビニのローソンで出ている「ブランクリームサンド」です。
糖質は1袋食べても7.5g
不足しがちなカルシウムや鉄、食物繊維も摂れるのでうれしいですね。
食事は日々の生活を支える大切なものです。
いつもバランスのとれた食事をきちっと続けていく・・・と言うのは理想ですが、なかなかうまくいかない事もあると思います。
食事療法は長く続けていく事が肝要です。
そのためには楽しみや息抜きだって必要です。
もちろん糖質が控えめだからと言って食べ過ぎてしまってはいけませんが・・・
こうした食品を補助的に取り入れながら、上手に食事療法を続けていきましょう。
2015.04.13更新
えいようだより4月号発行します
皆さんこんにちは
小早川医院 管理栄養士の江口です。
やっと暖かくなってきましたね。
それにしても4月って毎年こんなに寒かったでしょうか??
寒がりの私はまだまだ某メーカーの肌着が手放せません。。。。
さて、4月のえいようだよりを発行しますのでぜひご覧になってくださいね。
私にとってパルメザンチーズは調味料感覚で利用できる必須アイテムです!
2015.03.31更新
ローカーボ食研究会の報告 続き
こんにちは
小早川医院 管理栄養士の飯塚です
だんだんと桜も満開になってきて、嬉しい春の訪れを感じています
皆様はいかがお過ごしでしょうか?
さて、ローカーボ食研究会の報告の続きです。
お昼は、ランチョンセミナーと言って「三ツ星低糖質レストラン」のパン、スープやカレー、デザートなどを食べながら、篠壁先生の緩やかな糖質制限食による献立や調理法の変化についてのお話を聞きました。
低糖質と言いつつ、スープやカレーはしっかり味が付いていて具も多く、デザートは甘くておいしかったです。ちゃんと食べた感じなのに1食30gくらいの糖質量と言うのは驚きでした。
篠壁先生の話もとても興味深く、男女別に糖質制限食の指導を行う前と後で煮る、炒める、揚げるなどの調理法がどのように変わっているかをグラフで一覧でき、女性の方が様々な調理法を行っていたり、全体的に生食が増えるというデータを見て、確かにと納得する部分もありました。糖質を減らして摂取カロリーが減ってしまうため脂質をしっかり取るためにナッツやチーズをオススメする事が多いので、そのような結果になったのではと思いました。
また、脂質の摂取量については、指導してもあまり増えないという方がいらっしゃいましたが、栄養士が食事記録を分析する際、調理に使う油の量を目安量で入力するため、実際の使用量と違っているかもしれないという話もあり、実際に使っている油の量などを詳しく聞く事も大切だと気付きました。言われてみればそうなのですが、思い込んで仕事をしてしまっている部分もあるなと気持ちが改まりました。
午後は管理栄養士による発表でした。どの発表も勉強になり、興味深いものでしたが、ローカーボ食がエネルギー制限食に比べて約2倍早く減量できるという話や、患者さん自ら自己血糖測定を行い医師、管理栄養士や患者さん同士の連携が深まった話などを聞いて、理論的にわかっている事でも実際に数値で示されることで多くの事を学べ、より正しく糖質制限食についての知識を深める事が出来るのだと実感しました。
私も発表者の内の一人だったので、とても緊張しましたが大変勉強になり良い経験が出来た一日でした。
これからも初心を忘れずに頑張っていきたいと思いますので、よろしくお願いします
2015.03.13更新
ローカーボ食研究会報告 その2:果物の糖質含有量
こんにちは。
小早川医院管理栄養士の江口です。
糖尿病やメタボで糖質制限をする場合には、果物の糖質含有量も重要なポイントです。
先日のローカーボ学術総会では具体的に皆さんが普段食べられている果物に
どれくらいの糖質が入っているのかと言う事で、、、、
名古屋大学名誉教授 加藤潔先生より具体的に数値を見せていただく事が出来ました。
それが下記の表です。
100g中の果物の糖質量を表しています。
写真をうまく撮れなくて申し訳ありません。。。。
この表からは
果物に多く含まれている糖類の果糖(フルクトース)ブドウ糖(グルコース)、ショ糖(スクロース)
の含有量を知る事が出来ます。
この表の中の果物で糖質が一番多いのは同じグラムであればぶどうになります。
そして今回テーマとなった果糖の含有量が多いのはりんご、ぶどう、なしでした。
また、糖類の相対甘味度を示した表では果糖が一番甘みを感じるということでした。
実ははちみつにも果糖は多く含まれいるそうです。
果物はそもそもほとんどが水分で他、香りの成分でもあるテルペン、エステルなどが
含まれています。
そして光合成で葉で炭水化物を作るところから始まり、色々な過程を経て動物に
食べてもらうために甘くなるそうです。
そして動けない果物の種を食べてもらう事で運んでもらう事も。。。
話はそれましたが、、、
糖の甘さと血糖値は直結しないとのことです。
なので実際には甘味度の高い果糖の多い梨を食べて血糖値を測定してもそこまで
上昇しないとのこと。
ブドウ糖(グルコース)が多いと血糖値に影響するとのことでした。
果糖は多く摂りすぎるとブドウ糖になってしまいます。
そうするともちろん血糖が上がります。
すべてがブドウ糖になるわけではありませんが食べる量が大切と言う事ですね。
2015.03.12更新
えいようだより3月号を発行しました
2015.03.11更新
日本ローカーボ食研究会第5回学術総会に参加してきました。
こんにちは
管理栄養士 飯塚です。
昨日は雪が降りましたね。
それでも、少しずつ日差しは暖かくなってきています。春が待ち遠しいです。
目や鼻もかゆくなってきそうですが・・・
皆様は体調など崩されていませんか?
3月1日に名古屋で行われたローカーボ食研究会学術総会に参加してきました。
今年の学術総会は盛りだくさんな内容でした。第一部では3つの特別講演があり、ランチョンセミナーを挟んで午後は5人の管理栄養士が症例などの発表を行いました。
第一部では灰本先生からHbA1cの数値によって糖質制限の厳しさを3段階に分けて行う方法について海外で正反対の反応があったというお話や、米田先生からは心臓外科手術で痩せるべき時には糖質制限を行い、太るべき時には反対の食事療法を行う事で術後の回復に役立てているというお話、また、加藤先生から果物の果糖とブドウ糖の代謝の関係についてのお話を伺いました。
どれも興味深いお話でしたが、特に果物の糖のお話は栄養指導で参考になるものでした。
同じ果物でも果糖よりブドウ糖が多く含まれている果物の方が血糖値が上がりやすく、甘く熟していない果物でも糖質が少ないわけではないという事や、果糖はブドウ糖より血糖を上げにくいが、摂り過ぎると血糖値や中性脂肪、悪玉コレステロールなどを上げてしまうという事などを講義していただきました。
摂り過ぎには気をつけたい果物ですが、ビタミンやカリウムが豊富で抗酸化作用も強いというお話を聞いて、単に糖質が多いからと言って全く食べないのではなく適量を上手に摂取する事が大切なのだと改めて感じました。
これからの栄養指導に生かしていきたいと思います。
お昼は・・・と続けたいところですが、
かなり盛りだくさんな内容で、長くなりそうなので、また後日続きを書きます。
お楽しみに
ARTICLE
SEARCH
ARCHIVE
- 2024年11月 (2)
- 2024年10月 (1)
- 2024年8月 (1)
- 2024年7月 (1)
- 2024年6月 (1)
- 2024年5月 (2)
- 2024年4月 (1)
- 2024年3月 (1)
- 2024年2月 (2)
- 2023年12月 (2)
- 2023年11月 (1)
- 2023年9月 (1)
- 2023年8月 (1)
- 2023年7月 (1)
- 2023年5月 (2)
- 2023年3月 (1)
- 2023年2月 (1)
- 2023年1月 (1)
- 2022年12月 (2)
- 2022年10月 (2)
- 2022年8月 (1)
- 2022年7月 (2)
- 2022年6月 (1)
- 2022年5月 (1)
- 2022年3月 (2)
- 2022年2月 (1)
- 2022年1月 (2)
- 2021年12月 (1)
- 2021年11月 (2)
- 2021年10月 (1)
- 2021年8月 (1)
- 2021年6月 (1)
- 2021年4月 (2)
- 2021年3月 (1)
- 2020年10月 (4)
- 2020年8月 (5)
- 2020年7月 (1)
- 2020年6月 (1)
- 2020年3月 (1)
- 2019年12月 (2)
- 2019年11月 (1)
- 2019年8月 (1)
- 2019年6月 (1)
- 2019年3月 (3)
- 2019年2月 (2)
- 2019年1月 (1)
- 2018年12月 (1)
- 2018年11月 (5)
- 2018年10月 (2)
- 2018年9月 (3)
- 2018年8月 (1)
- 2018年7月 (1)
- 2018年6月 (1)
- 2018年1月 (2)
- 2017年12月 (2)
- 2017年11月 (1)
- 2017年10月 (2)
- 2017年9月 (2)
- 2017年8月 (1)
- 2017年7月 (3)
- 2017年6月 (2)
- 2017年5月 (2)
- 2017年3月 (3)
- 2017年2月 (3)
- 2017年1月 (2)
- 2016年12月 (4)
- 2016年11月 (4)
- 2016年10月 (2)
- 2016年9月 (1)
- 2016年8月 (2)
- 2016年7月 (1)
- 2016年6月 (1)
- 2016年5月 (1)
- 2016年4月 (2)
- 2016年3月 (1)
- 2016年2月 (3)
- 2016年1月 (2)
- 2015年12月 (1)
- 2015年11月 (1)
- 2015年10月 (2)
- 2015年9月 (1)
- 2015年8月 (2)
- 2015年7月 (3)
- 2015年6月 (1)
- 2015年5月 (1)
- 2015年4月 (2)
- 2015年3月 (4)
- 2015年2月 (2)
- 2015年1月 (1)
- 2014年12月 (4)
- 2014年11月 (3)
- 2014年10月 (2)
- 2014年9月 (3)
- 2014年8月 (1)
- 2014年7月 (2)
- 2014年6月 (3)
- 2014年5月 (3)
- 2014年4月 (5)
- 2014年3月 (4)
- 2014年2月 (4)
- 2014年1月 (5)
- 2013年12月 (4)
- 2013年10月 (3)
- 2013年9月 (3)
- 2013年8月 (1)
- 2013年6月 (4)
- 2013年5月 (2)
- 2013年4月 (4)
- 2013年3月 (4)
- 2013年2月 (2)
- 2013年1月 (3)
- 2012年12月 (2)
- 2012年11月 (1)
- 2012年10月 (2)
- 2012年9月 (5)
- 2012年8月 (3)
- 2012年7月 (4)
- 2012年6月 (8)
- 2012年5月 (5)
- 2012年4月 (6)
- 2012年3月 (1)