2014.07.25更新
単純糖質と複合糖質
こんにちは管理栄養士の坂井です。
梅雨も明けて毎日容赦なく暑い日が続きますね。
湿気も多く風もあまり吹かないのでお部屋では我慢せずエアコンや扇風機を使いましょう。そして、のどがかわいてなくてもこまめに水や麦茶で水分補給をしてくださいね。
さて、今回は単純糖質と複合糖質について簡単にお話したいと思います。
炭水化物(糖質)には大きく分けて2種類あることはご存じでしょうか?
糖質は単純糖質と複合糖質に大きくわけられます。
複合糖質はでんぷん(多糖類)が主で、ごはんや小麦、じゃがいもなどに含まれております。
一方単純糖質は二糖類が主で砂糖や果物、お菓子類などに含まれております。
多糖類二糖類って?
糖質の最小単位を単糖と言います。単糖にはブドウ糖と果糖があります。これが2つ結合したものを二糖類といいます。
さらに二糖類にはショ糖と乳糖があります。
そして多糖類は単糖が7つ以上くっついたものです。
単糖の結合が少ないほど甘く、多いと甘みが少ないです。
単糖は甘みがあって、多糖類は甘みが少ないという事になります。
ちょっとややこしいでしょうか?
表でわかりやすくしてみました。
このように、ジュースやお菓子の単純糖質はとっても血糖値上昇が早く短時間にたくさんのインスリンを消費します。そうなると膵臓にものすごい負担となり糖尿病を悪化させます。一方複合糖質はゆるやかに血糖値が上昇するため、インスリンがゆっくり使われ、膵臓の負担は少ないのです。
最近、一日の炭水化物量さえ守れば何を食べてもいいと勘違いなさっているかたがいらっしゃいます。
確かに分析結果だけをみると炭水化物が一日150gと少なくローカーボできているかと思えば、中身は焼き菓子やアイスクリーム、お酒などが主でこれではいくら炭水化物を制限してもなかなか糖尿病が治らないわけです。
しかし、主食もお菓子も両方同じくらいの量を食べるのは良くないと思うのでお菓子を食べたらごはんは少なくという感じになってしまうのでしょう。難しいところですね。
これから暑くなってジュースなどの清涼飲料水に手が伸びてしまいがちですが、清涼飲料水が一番血糖値に悪影響を及ぼすのでせめて飲み物はお茶やブラックコーヒーなどにして間食もほどよく楽しんでみてはいかがでしょうか。
そんなお悩みも栄養士が相談に乗りますよ
2014.07.11更新
えいようだより7月号発行しました。
こんにちは管理栄養士の坂井です。
台風が過ぎさり、一気に天気が良くなりましたね蝉の鳴き声もちらほら聞こえるようになりました。
さて、今月のえいようだよりはささみとチーズを使ったレシピです。
材料のQBBチーズはQBBでなくても他のメーカーでも結構です。そして、カマンベールの他に、スモークチーズにするとガラっと味が変わるのでそちらもぜひお試しください。(某ファストフード店のチキンサンドの味に似てました。)
最近、栄養指導をしていて患者さんから「糖質制限食はコストがかかる」と言われることがあります。お肉やたまごなどのたんぱく質を多く摂るので満足感はあるが、食費がかさむとおっしゃる方が多いです。
食費を抑えるためには、お肉の中で一番安く手に入る鶏肉を特売の時にたくさん買って冷凍保存しておくことも可能ですし、チーズもプロセスチーズは賞味期限も長めですのでこちらもまとめて安い時に購入しておくといいでしょう。
そして、ローカーボは品数が多くなるので作るのが面倒くさいというご意見も頂きました。たしかにお仕事をしてそれからごはんを作るとなるとスーパーのお惣菜コーナーでコロッケなど糖質の多いものしか残ってなかったりしますよね。
そんなときはおかずも冷凍保存してしまいます。
休みの日にひじきの煮物やきんぴらごぼうは冷凍しても比較的味が落ちないのでお勧めです。(芋類などは組織が壊れるのであまり冷凍に適しておりません。)メインのハンバーグは焼いてからラップでひとつひとつ包んで保存しておけばレンジでチンするだけで簡単に調理できますよね。冷凍保存の向き不向きはありますが、毎回スーパーのお惣菜に頼るよりは経済的でいいかと思われます。
あまり苦痛にならないよう無理のない食生活で糖質制限ができるよう一緒に考えていけたらいいなと思います。
ARTICLE
SEARCH
ARCHIVE
- 2024年11月 (2)
- 2024年10月 (1)
- 2024年8月 (1)
- 2024年7月 (1)
- 2024年6月 (1)
- 2024年5月 (2)
- 2024年4月 (1)
- 2024年3月 (1)
- 2024年2月 (2)
- 2023年12月 (2)
- 2023年11月 (1)
- 2023年9月 (1)
- 2023年8月 (1)
- 2023年7月 (1)
- 2023年5月 (2)
- 2023年3月 (1)
- 2023年2月 (1)
- 2023年1月 (1)
- 2022年12月 (2)
- 2022年10月 (2)
- 2022年8月 (1)
- 2022年7月 (2)
- 2022年6月 (1)
- 2022年5月 (1)
- 2022年3月 (2)
- 2022年2月 (1)
- 2022年1月 (2)
- 2021年12月 (1)
- 2021年11月 (2)
- 2021年10月 (1)
- 2021年8月 (1)
- 2021年6月 (1)
- 2021年4月 (2)
- 2021年3月 (1)
- 2020年10月 (4)
- 2020年8月 (5)
- 2020年7月 (1)
- 2020年6月 (1)
- 2020年3月 (1)
- 2019年12月 (2)
- 2019年11月 (1)
- 2019年8月 (1)
- 2019年6月 (1)
- 2019年3月 (3)
- 2019年2月 (2)
- 2019年1月 (1)
- 2018年12月 (1)
- 2018年11月 (5)
- 2018年10月 (2)
- 2018年9月 (3)
- 2018年8月 (1)
- 2018年7月 (1)
- 2018年6月 (1)
- 2018年1月 (2)
- 2017年12月 (2)
- 2017年11月 (1)
- 2017年10月 (2)
- 2017年9月 (2)
- 2017年8月 (1)
- 2017年7月 (3)
- 2017年6月 (2)
- 2017年5月 (2)
- 2017年3月 (3)
- 2017年2月 (3)
- 2017年1月 (2)
- 2016年12月 (4)
- 2016年11月 (4)
- 2016年10月 (2)
- 2016年9月 (1)
- 2016年8月 (2)
- 2016年7月 (1)
- 2016年6月 (1)
- 2016年5月 (1)
- 2016年4月 (2)
- 2016年3月 (1)
- 2016年2月 (3)
- 2016年1月 (2)
- 2015年12月 (1)
- 2015年11月 (1)
- 2015年10月 (2)
- 2015年9月 (1)
- 2015年8月 (2)
- 2015年7月 (3)
- 2015年6月 (1)
- 2015年5月 (1)
- 2015年4月 (2)
- 2015年3月 (4)
- 2015年2月 (2)
- 2015年1月 (1)
- 2014年12月 (4)
- 2014年11月 (3)
- 2014年10月 (2)
- 2014年9月 (3)
- 2014年8月 (1)
- 2014年7月 (2)
- 2014年6月 (3)
- 2014年5月 (3)
- 2014年4月 (5)
- 2014年3月 (4)
- 2014年2月 (4)
- 2014年1月 (5)
- 2013年12月 (4)
- 2013年10月 (3)
- 2013年9月 (3)
- 2013年8月 (1)
- 2013年6月 (4)
- 2013年5月 (2)
- 2013年4月 (4)
- 2013年3月 (4)
- 2013年2月 (2)
- 2013年1月 (3)
- 2012年12月 (2)
- 2012年11月 (1)
- 2012年10月 (2)
- 2012年9月 (5)
- 2012年8月 (3)
- 2012年7月 (4)
- 2012年6月 (8)
- 2012年5月 (5)
- 2012年4月 (6)
- 2012年3月 (1)